Q&A(平成28年度版、HTML形式)
第7章 環境モニタリング
QA7-16 海のモニタリングの実施状況はどうなっているのですか。
- ①海のモニタリングについては、モニタリング総合調整会議において決定された「総合モニタリング計画」及び「平成28年度海域モニタリングの進め方」に沿って、福島県沖、宮城県沖、茨城県沖等を対象に、海水、海底土、海洋生物に含まれる放射性物質の濃度を測定しています。
- ②海水では、放射性セシウムの測定値(平成28年4月~11月)は、1リットル当たり1ベクレル(Bq/L)(飲料水の基準値は1リットル当たり10ベクレル(Bq/L))を下回る水準です。
- ③海底土は、放射性セシウムの測定値(平成28年4月~10月)が、福島県沖において1キログラム当たり約3~1,000ベクレル(Bq/kg)の範囲となっています。
- ④海洋生物の放射性セシウムの濃度は、生物の種類によって異なります。海を広く回遊するカツオ・マグロ類、サンマ等では、これまで基準値(1キログラム当たり100ベクレル(Bq/kg))を超える測定結果は得られていません。
- 統一的な基礎資料の関連項目
- 下巻 第7章 57ページ「沿岸海域底質(推移)」
- 下巻 第7章 58ページ「海水と海底土の濃度」
- 下巻 第7章 59ページ「海水濃度の推移」
- 下巻 第7章 60ページ「海底土濃度の推移」
- 下巻 第7章 124ページ「魚種別の放射性セシウム濃度の傾向(2/2)」
(参考資料)
原子力規制委員会 海洋モニタリング結果
http://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/428/list-1.html
原子力規制委員会「総合モニタリング計画」より作成
出典の公開日:平成23年8月2日
本資料への収録日:平成29年3月31日