米の生産や出荷にあたって、カリウム肥料の施肥による放射性セシウム吸収抑制対策等を行ったうえで(下巻P71「農産物に係る放射性物質の移行低減対策(2/5)-カリ施肥による吸収抑制対策-」)、全袋検査を行う等の管理が行われています。福島県では2012年度以降、避難指示区域等の作付制限や吸収抑制対策、全袋検査等による出荷管理が行われていますが、2020年産米から旧避難指示区域等1を除き、全袋検査からモニタリング(抽出)検査に移行し、検査点数が大幅に減少しました(下巻P77「福島における米の全袋検査」)。
米の基準値超過は年々減少し、2015年度産以降は超過したものはありません(2023年12月末日現在)。なお、この基準値とは、2012年4月より設定された100Bq/kgのことを指します(2011年度は暫定規制値が適用されていましたが、2012年以降の結果と比較するために、現在の基準で集計しております)。
1. 旧避難指示区域等:田村市、南相馬市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村、飯舘村及び川俣町(旧山木屋村)
本資料への収録日:2013年3月31日
改訂日:2024年3月31日