<使用済燃料プールからの燃料取り出しについて>
使用済燃料プールからの燃料取り出しについて、4号機では2014年12月に、3号機では2021年2月に全ての燃料の取り出しを無事に完了しました。これにより、使用済燃料が冷却できずに崩壊することによる、放射性物質放出のリスクが大幅に低減されました。
現在、1、2号機では、燃料取り出しに向けて、1号機においては、ガレキ撤去時のダスト飛散を一層抑制するための大型カバーの設置、2号機においては、燃料取り出し構台の設置に係る作業など、安全を最優先に準備作業を進めています。
<燃料デブリの取り出しについて>
まずは2号機で試験的取り出しに着手し、その後、段階的に取り出し規模を拡大していく計画です。
これまでも最先端の技術を用いて開発したロボット等による内部調査を行ってきましたが、引き続き、格納容器内部調査や燃料デブリ取り出しに必要な技術(ロボットアーム等)や、燃料デブリの性状分析、放射性物質を閉じ込めるためのシステムの開発を進めます。
2024年9月、テレスコ式装置による試験的取り出しに着手し、これをもって中長期ロードマップにおける、燃料デブリ取り出し開始から廃止措置終了までの期間である「第3期」に移行しました。同年11月に試験的取り出しに成功しました。
本資料への収録日:2018年2月28日
改訂日:2025年3月31日
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