事故当初樹木の葉、枝等に付着した放射性物質は、時間の経過と共に林床の落葉層や土壌に移行し、現状では8割程度が土壌表層部に滞留しており、鉱質土壌によって強く保持されています(上巻P182「環境中での放射性セシウムの動き:粘土鉱物による吸着・固着」)。
また、これまでの調査から、森林土壌から1年間に流出する放射性セシウム137の流出率は、流域の土壌への沈着量の0.02~0.3%程度であることが分かっています。
参考資料
・ 第16回環境回復検討会資料
本資料への収録日:2017年3月31日
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