環境ラベルの情報を見る

環境配慮バルブ登録制度

[1]概要(2017年9月現在)

環境ラベル等の特色

環境配慮設計を行うのに必要な社内体制(=しくみ)を評価する「しくみ評価」を年1回以上実施することを義務付けることで、環境マネジメントシステムのPDCA推進を図り、その上でラベルの対象となる製品について、個別の「製品評価」を実施することとしている。「しくみ評価」「製品評価」はいずれも日本バルブ工業会が独自に定めた評価項目に沿って行われ、必須項目以外は選択制となっている。本制度は、バルブ産業全体として環境配慮製品の需要を喚起するために制定されたラベル制度。登録された製品はホームページ上に掲載され、ユーザーは弁種別に製品を検索できる。

情報の提供手法
  • マーク等表示
  • 環境負荷データ表示/提供
環境影響の考慮の範囲
  • 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
  • その他の環境ラベル等
環境配慮バルブ登録制度 ラベル画像

[2]詳細

運営主体名およびその概要
一般社団法人日本バルブ工業会
1954年創立。バルブメーカーと関連部品メーカー(賛助会員)で構成。標準化、安全保障貿易推進、人財育成等々、バルブ産業発展のための様々な事業を実施している。
運営開始年
2016年
対象物品等

手動弁、調節弁(空気式・電気式・油圧式)、自力式調整弁、電磁弁、安全弁、スチームトラップ類、ブリーザバルブ、給水栓(手動式・電気式のキッチン用・バス用・洗面用・その他用)、止水栓、分水栓

着目する環境影響

バルブ製品の製造・使用段階でのエネルギー消費量削減とそれに伴うCO2排出量削減、製品製造・使用・廃棄段階での資源の有効活用・再資源化に着目している。

表 着目する環境影響

環境負荷項目 ライフステージ
A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル
1 資源の消費
2 エネルギーの消費
3 大気・水・土壌への汚染物質の排出
4 廃棄物の排出
5 有害物質の利用
6 生態系の破壊
7 その他の環境負荷
マークを使用するための基準
  1. 基準概要

    • 日本バルブ工業会正会員企業は、当工業会発行の『バルブ製品アセスメントガイドライン』に定める評価項目に沿い、自社従来製品との環境側面の比較・評価(=製品評価)を実施した製品を環境配慮バルブとして本制度に登録できる。自社が初めて製造を手がける種類のバルブを登録したい場合(=比較対象となる自社従来製品がない場合)は、事前に設定した新規設計開発目標値と、実際の設計開発時の数値を比較して評価を行う。
    • 製品評価とあわせ、環境配慮設計に組織的に取り組むための「しくみ(社内体制)」が整っているかどうか、また、その管理面のレベルを評価する「しくみ評価」を年1回以上実施する。
  2. 基準策定手続き

    評価項目は当工業会技術委員会環境ワーキンググループにより策定・見直しを行っている。

  3. 基準の目安

    管理レベルの基準はCMMI成熟度モデルのレベル1~4を採用。製品評価は、日本バルブ工業会で定めた配点区分に従い、評価対象製品の自社従来製品(比較対象製品)または新規設計目標値に対する定量的改善度を評価する。配点は、合否の判断ではなく、弱み、強みの数値化である。

マークを使用するための手続
  1. 日本バルブ工業会正会員のみを対象としている。
  2. 日本バルブ工業会正会員は、日本バルブ工業会ホームページの製品登録システムを利用し、技術委員会環境ワーキンググループで定めた「しくみ評価」「製品評価」を実施する。評価した製品を環境配慮バルブとして日本バルブ工業会ホームページに登録し、どの評価項目について改善しているかを示す「評価結果開示シート」を、自社ホームページまたはカタログ等に掲載しなければならない。
製品情報確認方法
  • 供給者の書類で確認
  • 検査機関等の検査結果の添付により確認
  • 運営主体から検査機関等に検査依頼
  • 事業所への立入調査
  • 特になし
  • その他
適正表示の取組
  • 実施要領等における適正表示の規定
  • 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
  • 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
  • マーク使用者からの使用状況報告
  • 市場サンプリング検査
  • 事業所への立入調査
  • 消費者等からの通報受付体制の整備
  • 特になし
  • その他
関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)

概要 実施要領等 マークを使用するための基準 マーク表示商品のリスト

問い合わせ先

団体名一般社団法人日本バルブ工業会
部署名事務局
担当者名環境配慮バルブ登録制度担当
住所〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館5F
電話03-3434-1811
FAX03-3436-4335
電子メールinfo@j-valve.or.jp
URLhttp://www.j-valve.or.jp/