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間伐材マーク

[1]概要(2023年1月現在)

環境ラベル等の特色

間伐材を用いた製品に表示することができるマークです。間伐の推進および間伐材の利用促進等の重要性をPRするとともに、消費者の製品選択に資するものです。マークの使用には普及啓発での使用と間伐材製品への使用の2種類あります。日本の森林資源の保続培養、森林生産力の増進を図ることを目的とした協同組合である全国森林組合連合会が運営する制度です。

情報の提供手法
  • マーク等表示
  • 環境負荷データ表示/提供
環境影響の考慮の範囲
  • 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
  • その他の環境ラベル等
間伐材マーク ラベル画像

[2]詳細

運営主体名およびその概要
全国森林組合連合会
日本の森林資源の保続培養、森林生産力の増進を図ることを目的とした協同組合
運営開始年
2001年
対象物品等

認定件数

  • 普及啓発 517件
  • 間伐材製品への使用 145件

製品名:
工事用看板、杭丸太、床板、壁板、セラミック粉混入木繊セメント板、床暖房用パネル、土木施工用木製枠、植生シート、植生マット、テーブル、学童机、事務机、脇机、椅子、カウンター、ローパーティション、書架、パソコン台、ビデオラック、四阿、休憩小屋、トレー、間伐材を原料の一部にした紙製品(封筒、フラットファイル、紙製飲料缶、印刷用紙等)

着目する環境影響

地球温暖化防止(木材による二酸化炭素の吸収、閉じ込め)、水土保全(土砂流出の防止・土壌保全・水質浄化)に着目

表 着目する環境影響

環境負荷項目 ライフステージ
A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル
1 資源の消費
2 エネルギーの消費
3 大気・水・土壌への汚染物質の排出
4 廃棄物の排出
5 有害物質の利用
6 生態系の破壊
7 その他の環境負荷
マークを使用するための基準
  1. 基準概要

    《普及啓発》

    間伐や間伐材利用の重要性および間伐推進に関する普及啓発活動であること。幅広い媒体への使用を認めますが、頒布品、配布物(印刷物等)の場合には無償のものに限る。

    《間伐材製品への使用》

    主に木材で構成され、間伐材を使用している製品又は間伐材を原材料として加工された製品

  2. 基準策定手続き

    学識経験者、木材団体、企業等で構成される委員会において基準を策定

  3. 基準の目安

    主要な木質部における間伐材の使用割合は、原則として100%であることを目標とするが、製品の種類、仕様、構造等を勘案して委員会で審査を行うことができる。間伐材マーク認定製品の製造・加工のために使用する接着剤、塗料については、使用が規制されている物質を含まないこと。また、木質部以外に使用する部材についても同様。要件等を満たす製品であっても、委員会等で使用の承認に問題があると判断された場合等は、認定しないことがある。

マークを使用するための手続
申請書を必要書類と共に間伐材マーク認定委員会に提出し、審査を受け、認定される
製品情報確認方法
  • 供給者の書類で確認
  • 検査機関等の検査結果の添付により確認
  • 運営主体から検査機関等に検査依頼
  • 事業所への立入調査
  • 特になし
  • その他

*具体的な製品情報確認方法
パンフレット、写真等で実際の製品を確認している

適正表示の取組
  • 実施要領等における適正表示の規定
  • 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
  • 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
  • マーク使用者からの使用状況報告
  • 市場サンプリング検査
  • 事業所への立入調査
  • 消費者等からの通報受付体制の整備
  • 特になし
  • その他

*具体的な適正表示の取組
使用規定に以下の記載がある。
[1]申請書の記載内容に虚偽があった場合および間伐材マークが不正に使用された場合等は、委員会は使用者に対して是正を求めるための勧告を行います。
[2]使用者が上記[1]の勧告に応じない場合は、認定の取消その他必要な措置をとると共に、全国森林組合連合会機関誌・ホームページ等で告知します。

関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)

マークの概要、実施要領、基準、マーク表示商品のリスト(全国森林組合連合会)

問い合わせ先

団体名全国森林組合連合会
部署名系統事業部内 間伐材マーク事務局
住所〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町1-9-16 丸石第二ビル6階
電話03-6700-4733
FAX03-3258-5611
電子メールhanbai02@zenmori.org