砂漠化する地球 -その現状と日本の役割-
2.砂漠化の原因
砂漠化の原因として、『気候的要因』と『人為的要因』の二つが挙げられます。
- 「気候的要因」:地球的規模での気候変動、干ばつ、乾燥化など。
- 「人為的要因」:過放牧、森林減少(薪炭材の過剰摂取)、過耕作など乾燥地域の脆弱な生態系の中で、その許容限度を超えて行われる人間活動。こうした人為的な要因は、人口増加、市場経済の進展、貧困などのために生じると考えられています。

資料/WORLD ATLAS OF DESERTIFICATION SECOND EDITION (UNEP, 1997)
砂漠化の要因となっている人間活動による土地への圧力は、乾燥地域に住む人口にも密接に関わっています。下の表は、各大陸の乾燥地域に住む人口の、各大陸の総人口に占める割合を示しています。特にアフリカやアジアの割合が高いことが分かります。
乾燥地域に住む多くの人々の農業や生活などの人間活動が、脆弱な土地への圧力となり、更に土地の劣化を進行させるという悪循環となっています。

※ニュージーランド及び近海諸島を含む
資料/Aridity zones and dryland populations: an assessment of population levels
in the world's drylands with particular reference to Africa(UNDP/UNSO, 1997)