インドネシアにおける環境汚染の現状と対策、環境対策技術ニーズ　日本の環境対策技術のアジア展開に向けて-環境省-

インドネシアにおける環境汚染の現状と対策、環境対策技術ニーズ　

（最終更新日：2014年5月1日）

インドネシアにおける全般的な環境対策技術ニーズは、以下の表のようにまとめられます。

分野	技術ニーズ
大気汚染	- 集塵装置 - 関連機器及び高層煙突、排ガス処理装置 - 重油脱硫装置及び排煙脱硫装置
水質汚濁	- 水のリサイクル - リユースにおけるクローズドシステム - 塗装業の汚泥、石油産業の排水処理技術 - 運転コストが安い生物分解性処理技術 - 繊維産業の排水処理技術 - 家庭排水に対応した浄化槽（島嶼地域） - 違法採掘、鉱業活動によって発生する排水中に含まれる重金属の回収 - 処理排水のリサイクル技術 - 産業系の排水処理装置 - 上水供給関連ビジネス - 下水道インフラ建設事業 - 下水道や産業系の排水処理対策の運用
地球温暖化	- クリーン・コール・テクノロジー - 省エネ機器全般 - コジェネレーションシステム - 現地で安価に製造できる廃棄物固形化燃料(RDF)製造機器
環境分析・測定	- 大気汚染状況のモニタリング装置 - 移動式モニタリング技術

出典：
(1)関東経済産業局. 中小企業のアジア諸国における環境ビジネス展開に関する調査. 2008.
(2)近畿経済産業局. 近畿地域における環境ビジネス・省エネビジネスの戦略的アジア展開支援に関する調査. 2007.

（2011年3月時点での調査結果に基づく）

産業排水対策に取り組むインドネシアの行政官、企業関係者などに向け、技術のポイント（原理や特徴）を体系的に紹介した、産業排水対策に関する環境管理・計測装置のリストを作成しました。