景観が素晴らしい名水部門

(部門獲得数 41,055票)

第2位 大杉の清水(京都府舞鶴市)

(3,928票)

大杉の清水写真

名水の特徴

年間を通じ11度を維持し、江戸時代の地方誌「丹哥府誌」には「その水をなめると清く、かつ甘く銀水のごとく」と紹介される良好な水質の名水。 水が湧き出る大杉神社には、樹齢800年を超える大杉があり、その昔、大蛇が下りてきてこの清水を飲むと不思議な力が出て、三本の杉を巻き締め一本の大杉にしたと伝えられています。

名水の場所

舞鶴市の東端・霊峰青葉山の山間に開けた杉山集落にある大杉神社の祠付近から湧く。集落内に水源までの案内看板が設置されている他、杉山集会所前には水汲み場が設けられています。

PRポイント

大杉の清水を引水した棚田が数多く存在し、また、海が農地より高い所にあるように見える「逆さ海」と言われる風景が眺望できます。

交通アクセス

  • JR「東舞鶴駅」から杉山・登尾バス「杉山」下車し徒歩10分
    (バスは予約制です。予約電話番号090-3039-9171)
  • 舞鶴若狭自動車道 舞鶴東ICから車で25分

宿泊施設や他の観光拠点の紹介

舞鶴のまちには二つの大きな歴史があります。一つ目は西舞鶴地区の細川幽斎公が築いた田辺藩の城下町としての歴史、二つ目は東舞鶴地区の旧海軍鎮守府開庁により発展した海軍の歴史です。
西舞鶴地区には、「大杉の清水」と同じく平成の名水百選に選ばれた「真名井の清水」があります。この湧水は江戸時代に御水道(おすいどう)として田辺城内に引き込まれ、田辺藩の生活用水として利用されました。現在も地元自治会による「御水道掃除」といわれる清掃保全活動を続けているとともに、商店街に水くみ場が整備されています。
また、東舞鶴地区には収蔵資料が2015年10月にユネスコ世界記憶遺産へ登録された「舞鶴引揚記念館」のほかに、「赤れんが倉庫群」などの明治大正期の近代化遺産があり、その深い歴史を感じることができます。海上自衛隊の護衛艦が停泊する桟橋や旧海軍の歴史を伝える海軍記念館も一般公開されており、さらに遊覧船に乗船すれば、湾内の優雅な景色と共に、桟橋に停泊する迫力満点の護衛艦を間近に感じることもできます。
そのほか、岩ガキや丹後とり貝®、ノドグロや舞鶴かに®などの美味しい魚介類、万願寺甘とうや佐波賀だいこんなどの当地由来の京の伝統野菜が生産されるなど、「食」においても非常に多数の魅力があります。
これらさまざまな「歴史文化」、「食」を育んだ名水「大杉の清水」、「真名井の清水」を味わい、感じていただきたいと思います。

問い合わせ

名水「大杉の清水」について

舞鶴市市民環境部環境対策室生活環境課
電話:0773-66-1064 FAX:0773-62-9891

杉山集落での取り組みについて

NPO法人名水の里杉山
電話/FAX:0773-63-9620

観光について

一般社団法人 舞鶴観光協会
電話:0773-75-8600 FAX:0773-75-8602