環境省>水・土壌・地盤環境の保全>地下水・地盤対策関係>地下水質測定結果
平成12年12月21日
水質汚濁防止法に基づき、平成元年度以降、都道府県知事は、地下水の水質の汚濁の状況を常時監視することとされており、都道府県ごとに毎年作成される測定計画に従って、国及び地方公共団体が地下水の水質の測定を行っている。
これは、平成11年度に国及び地方公共団体が実施した地下水質測定結果(環境基準項目)の概要を取りまとめたものである。
[1] | 概況調査 | 5,199本 | (1,710市区町村) |
[2] | 汚染井戸周辺地区調査 | 1,742本 | (169市区町村) |
[3] | 定期モニタリング調査 | 4,156本 | (898市区町村) |
合計(実数) | 11,046本 | (2,066市区町村) |
地下水の全体的な汚染の状況は、概況調査における評価を基本とすることとしている。平成11年度の概況調査結果によれば、環境基準項目ごとの環境基準達成状況は、表1のとおりであり、環境基準を超過した項目が1項目以上あった井戸の割合は5.6%であった。
参考のため、都道府県知事による常時監視義務が課せられた平成元年度以降の概況調査における環境基準超過率の推移を表2(及び表2-1、表2-2、表2-3)に示す。
また、主な揮発性有機化合物(トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等)の概況調査における環境基準超過率の推移は図1のとおりである。
なお、平成11年度の概況調査及び定期モニタリングにおいて環境基準を超過した井戸が見られた市区町村を図2に示す。