廃棄物・リサイクル対策

メタンガス化に関するQ&A

メタンガス化施設の導入検討にあたってのよくある質問を整理しました。

Q1. 処理施設が都市計画区域にあります。メタンガス化システムを設置するには都市計画区分を変える必要があると思うのですが、どうしたら良いでしょうか。

  先進事例の中には、都市計画区分を変更した事例がございます。市町村の内部調整、都道府県への事前調整、住民説明などを経て、計画案を公告・縦覧した後に、都市計画審議会による審議、都道府県知事による同意を得るといった手順を踏む必要があります。

Q2. ガスを扱うのは非常に危険だというイメージがあります。メタンガス化システムに取り組みたいのですが、安全面はどのように確保したら良いでしょうか。

 メタンガス化施設は、食品廃棄物の再資源化手法として有効な施設です。ガス貯留設備の気密性を十分確保するとともに、室内を常時換気して空気の滞りを防止し、要所にガス検知器を設けるなど、必要な安全対策を講じることにより、十分に安全・安心な施設として運用することができます。なお、安全性を担保するためには、ガス事業化法や高圧ガス保安法等の法令を遵守しなければなりません。

Q3. 既存の焼却施設を用いつつ、メタンガス化施設を新設し、コンバインドシステムを作ろうと思っているのですが、両施設の敷地が離れています。残渣の輸送はどのようにしたら良いでしょうか。

 乾式メタン発酵を採用した場合、発酵残渣の含水率は90%程度ありますが、脱水機に掛けると65%程度に落とすことが可能であるため、例えば、パッカー車に積んで輸送することが、臭気面での対策も簡便であると考えられます。

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