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GOOD LIFE AWARD 2015

シンポジウム&表彰式 スペシャルレポート
2015年12月11日(金)、東京都江東区の『東京ビッグサイト』において『第3回 グッドライフアワード シンポジウム&表彰式』が開催されました。
会場には、環境大臣賞を受賞した10の取組の代表者、実行委員会特別賞を受賞した取組の代表者の方々をはじめ「環境と社会によい暮らし」を実現していくための活動に関心をもつたくさんの方にご来場いただきました。また、当日、会場の東京ビッグサイトでは『エコプロダクツ2015』が同時開催されていました。このエコプロに出展している受賞団体も多く、グッドライフアワードにチャレンジする方々が、環境問題に高い意識をもち、意欲的に活動していらっしゃることを実感できました。
当日の様子をレポートします!
開会式/事業紹介
シンポジウム&表彰式の司会は、第2回に引き続きビジネスクリエイターでラジオパーソナリティなどとしても活躍する谷中修吾さん。開会式ではまず、グッドライフアワード実行委員でもある環境省大臣官房審議官の中井徳太郎さんがこのアワードの意義などの説明を交えた挨拶を行いました。
続いて、谷中さんのナレーションによるグッドライフアワードの事業紹介。昨年の環境大臣賞取り組みの概要などが紹介されました。
ディスカッション
次に『自然環境などの地域資源をいかした持続可能な社会づくり』をテーマにしたディスカッションが行われました。
司会進行の谷中さんのほか、登壇者は5名。まず、環境と地域振興について俯瞰的な視点で語っていただける有識者として、コミュニティデザインの視点から全国各地の活性化に取り組む『studio-L』代表で東北芸術工科大学教授の山崎亮(りょう)さん。ベストセラー『里山資本主義』の共同著者でNHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサー の井上恭介さんは、第2回のシンポジウムに続いて登壇いただきました。
さらに、実際に「地域資源をいかした持続可能な社会づくり」に取り組んでいる実践者として、第2回グッドライフアワードで環境大臣賞最優秀賞を受賞した『あきた森の宅配便』代表の栗山奈津子さん。同じく第2回グッドライフアワードで環境大臣賞グッドライフ特別賞を受賞した『英田上山棚田団』代表理事の猪野全代さん。そして、瀬戸内海の周防大島で農業の六次産業化に取り組む手作りジャムの専門店『瀬戸内ジャムズガーデン』代表の松島匡史さんにも登壇していただきました。
ディスカッションでは、それぞれの登壇者が自らの活動や今回のテーマについてプレゼンテーションを行いながら、谷中さんの司会のもとに、登壇者のみなさんがプレゼンテーションへの感想や思いを議論するスタイルとなりました。登壇者に関西出身の方が多いことから、山崎さんが関西弁でプレゼンするなど、カジュアルな雰囲気のトークで盛り上がりつつ、「身近な問題点に着目して、できることから、まずは始めることが大切」という結論にいたる、有意義なディスカッションとなりました。
受賞候補取り組みの紹介
ディスカッションの後、休憩を挟んで、第3回グッドライフアワード 環境大臣賞受賞候補者による活動紹介のプレゼンテーションが行われました。候補となった10の取組は、北は岩手、南は沖縄まで全国各地で、それぞれユニークな活動を行っています。
時間の制約があり、ひとつの取組のプレゼン時間は5分でしたが、それぞれに工夫を凝らしたプレゼンテーションは、グッドライフアワードが評価する取組の多様性を感じさせるものとなりました。
表彰式
受賞候補者のプレゼンの後は再び休憩。今回は会場内に全部で155件(過去最多!)の応募取組をご紹介するパネル展示が実施され、休憩時間はそのパネル展示を見るための時間にもなりました。
さあ、表彰式の時間です。
まずは実行委員会特別賞の表彰から始まりました。プレゼンテーターはグッドライフアワード実行委員の益田文和さん。この日、会場には受賞した22の取組のうち、15の取組の代表者が来てくださいました。
次は、いよいよ環境大臣賞の表彰です。賞状などは環境省総合環境政策局長の三好信俊さんから送られます。どの取組が最優秀賞を受賞するのか、会場内には緊張感が漂います。公式サイト上で実施した国民投票の結果を踏まえて、環境大臣賞「グッドライフ特別賞」が6取組、「優秀賞」が3取組、そして1取組の「最優秀賞」が選ばれるのです。
とはいえ、ここまで来れば全てが環境大臣賞を受賞した素晴らしい取組ばかりです。グッドライフ特別賞から順番に発表される度に会場がどよめきに包まれて、壇上に上がる代表者の方々の笑顔(緊張しつつも)が印象的でした。
今年度、最優秀賞を受賞したのは『サンゴ再生プロジェクト 「チーム美らサンゴ」』でした。おめでとうございました。
取り組みの紹介は「第3回グッドライフアワード 受賞取り組み一覧」ページをご覧ください。
実行委員会特別賞受賞者のみなさん
環境大臣賞受賞者のみなさん
閉会の辞
シンポジウム、そして表彰式は滞りなく無事に終了。最後は、グッドライフアワード実行委員長、山本良一さん(東京都市大学特任教授、国際基督教大学客員教授、東京大学名誉教授)の挨拶で締めくくりとなりました。
懇親会
『シンポジウム&表彰式』の終了後は、東京ビッグサイト内のレストランにおいて、受賞者やディスカッション登壇者、実行委員のみなさんが語り合う『懇親会』が催されました。 今回は実行委員会特別賞受賞者のみなさんが加わって大盛況。益田実行委員の乾杯の挨拶のあとは、名刺交換などで人脈を広げる方、プレゼンテーションを聞いて興味をもった取組の代表者に歩み寄って談笑する方など、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりました。
緑色のボディスーツに身を包んで参加してくださった実行委員会特別賞を受賞した「エコ仮面」の平田彰宏さんは、もちろんパーティを盛り上げるなど大活躍でした!
第3回グッドライフアワードにエントリー(ご応募)いただいたみなさま、そして、国民投票をしてくださったみなさまなどのおかげで、今回のグッドライフアワードも大成功。今後も、ますます有意義なアワードに成長していけるよう、次回もたくさんのエントリーをお待ちしています!
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