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目的・特徴

環境研究総合推進費(以下、「推進費」と呼びます。)は、環境問題が人類の生存基盤に深刻かつ重大な影響を及ぼすことに鑑み、 様々な分野における研究者の総力を結集して学際的、国際的な観点から総合的に調査研究及び技術開発を推進し、もって持続可能な社会構築のための環境保全に 資することを目的とした政策貢献指向型の競争的研究資金です。

推進費は、地球温暖化の防止や自然共生型社会の実現など、持続可能な社会構築のための数々の環境問題を解決に導くための政策 (ここでは「環境政策」と呼びます。)へ、調査研究による科学的知見の集積や環境分野の技術開発等を通じ、貢献・反映を図ることを目指しています。 このため、環境政策への貢献について関連が不明な調査研究や技術開発は、採択対象となり得ませんのでご注意下さい。

推進費で実施する研究課題は、公募により研究者や研究グループから提案のあった研究課題候補の中から、審査により選定されます (実施する研究課題を、公募により集めた提案の良し悪しにより競争的環境下で決めるため、「競争的研究資金」と呼ばれます)。
審査は、学識経験者等で構成される外部評価委員会の協力を得て行い、政策的又は科学的な価値や貢献の度合い、目標達成の可能性などの観点から、 環境に関する国内外の動向に即して判断されます。