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課題成果報告

RF-1013 ポスト2010年目標の実現に向けた地球規模での生物多様性の観測・評価・予測
研究代表者
所属名・氏名
矢原 徹一
(九州大学大学院 理学研究院)
実施期間(年度)H22
 2010年は、「生物多様性損失を有意に減らす」という国際的に合意された「2010年目標」の評価年にあたります。また、10月に名古屋で開催される生物多様性条約第10回締約国会議において、「ポスト2010年目標」の設定が検討されます。
 このような状況を背景に、GEO (Group on Earth Observation:地球観測に関する政府間会合)では、生物多様性観測に関する地球規模のネットワークとして、GEO BON (Biodiversity Observation Network: 生物多様性観測ネットワーク)をスタートさせました。申請者らは、GEO BONに対応するJ-BON (GEO BON日本委員会)を組織し、さらに環境省と連携を図りながらAP-BON (アジア太平洋地域の生物多様性観測ネットワーク)の組織化を進めています。これらの活動を通じ、地球規模の生物多様性に関する科学的基盤の強化に関して、我が国が指導的役割を果たすことが国際的に期待されています。
 本研究では、国際的な期待に応えるために、生物多様性分野の戦略的研究開発の具体的方途について調査・分析を行い、研究開発の具体的目標となる課題を特定します。今後、生物多様性分野の戦略的研究開発課題を推進することにより、GEOBON実行計画策定、生物多様性条約新戦略目標策定などへの科学的基盤に基づく提言が可能となります。

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