カーボンゼロプリントマーク
[1]概要(2025年3月現在)
- 環境ラベル等の特色
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カーボンゼロプリントマークは、日本サステナブル印刷協会が制定した環境マークであり、Scope1とScope2のGHG排出量が実質ゼロで稼働する工場で生産された製品に表示することができる。当協会の算定ツールを使用し計算した結果を、GHG排出量や削減量としてロゴマークに表示することも可能であり、環境に配慮された印刷物であることを利用者にアピールすることができる。
- 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等

[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
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日本サステナブル印刷協会(略称SPA)
環境に配慮した印刷の普及を図り、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進することを目的に設立された印刷業界における任意団体。
- 運営開始年
- 2022年12月
- 対象物品等
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カタログ、ポスター、報告書、封筒、パッケージ、ラベル等の印刷物全般。
- 着目する環境影響
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GHG排出量のScope1、Scope2の削減に着目している。自助努力により排出量の少ない製品の提供を目指している。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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基準概要
日本サステナブル印刷協会の会員であり、なおかつScope1とScope2を実質ゼロにした工場で生産された製品に表示することができる。
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基準策定手続き
再エネ電力やJクレジットの使用等、適切な手段によりScope1とScope2を実質ゼロとし、その証明をもって協会が承認する。
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基準の目安
日本サステナブル印刷協会の会員であり、自社工場のScope1とScope2が実質ゼロで稼働していること。また、算定ツールの構築が完了しておりGHG排出量の算定ができること。
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- マークを使用するための手続
- 自社工場から排出されるScope1とScope2を実質ゼロ化し、そのエビデンスを事務局に提出。事務局はその方法や該当期間が適正であるか否かを評価し、適正であると判断した場合はカーボンゼロプリント工場として認定し事業者番号の入ったマークを付与する。エビデンスは毎年提出し、正しく継続できていることを証明することが必要。
- 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
*具体的な製品情報確認方法
システム内のカーボン・オフセット申請ツールにより作成されたカーボン・オフセット情報。 - 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
- 問い合わせ先
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団体名日本サステナブル印刷協会
部署名事務局
担当者名千葉達也(ちばたつや)
住所〒113-0034 東京都文京区湯島2-16-16
電話03-5615-9078
電子メールcontact@spa-jp.org
URLhttps://www.spa-jp.org/