レインフォレスト・アライアンス認証
[1]概要(2023年6月現在)
- 環境ラベル等の特色
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森林の保護、労働者の人権尊重や生活向上、気候危機への緩和と適応など、より持続可能な農業を推進するための包括的な認証制度。レインフォレスト・アライアンス認証マークは厳しい基準要件を満たす認証農園で生産された作物が製品に使用されていることを示す。
- 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等
[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
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レインフォレスト・アライアンス
自然を守り、農業生産者や森林地域に暮らす人々の生活向上のために、社会と市場の持つ力を役立て、より持続可能な世界を目指している国際的な非営利団体です。 - 運営開始年
- 1987年
- 対象物品等
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認証農園の面積:600万ヘクタール以上
認証農園の生産者と労働者の数:400万人 - 着目する環境影響
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森林の保護、労働者の人権尊重や生活向上、気候危機への緩和と適応など、持続可能な農業に必要な項目に着目しています。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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基準概要
レインフォレスト・アライアンス持続可能な農業基準には、農業生産活動を行う組織向けの農場要件と、梱包、加工等の事業活動を行う組織向けのサプライチェーン要件があります。
農場要件については、生産者におけるより良い農作物の生産、気候変動への適応、生産性向上、持続可能性の取り組み成果の目標設定、最大のリスクに対処するための投資実行を実現するための要件が含まれています。
サプライチェーン要件については、生産者がより持続可能に運営できるようにすることを目的に、透明性や、サプライチェーン全体の企業による責任ある商慣行を促進するための要件が含まれています。
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基準策定手続き
専門的な知識を有する職員が、生産者や各分野の専門家などステークホルダーの意見を参考しながら基準を策定しています。
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基準の目安
サステイナビリティ基準の国際団体であるISEALの「社会・環境基準を設定するための優良実践に関する規約」、「社会・環境的基準の影響を評価するための優良実践に関する規約」および「社会・環境基準への適合を保証するための優良実践に関する規約」に従って策定しています。
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- マークを使用するための手続
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レインフォレスト・アライアンス認証マークを使用する前提として、製品の原材料の生産者から、梱包、加工等を行うサプライチェーン組織まで、持続可能な農業基準を満たして認証を取得し、専用のトレーサビリティシステムを利用している必要があります。また、認証マークおよび商標の使用に際しては、事前にレインフォレスト・アライアンスより承認を得る必要があります。
- 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
*具体的な製品情報確認方法
- 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
- 問い合わせ先
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団体名レインフォレスト・アライアンス
部署名市場開発マネージャー
担当者名一倉千恵子(いちくら ちえこ)
電話090-2732-7875
電子メールcichikura@ra.org
URLhttps://www.rainforest-alliance.org/ja/