NL規制
[1]概要(2012年3月現在)
- 環境ラベル等の特色
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印刷インキ工業連合会独自の自主規制。環境影響、労働安全、人の健康に対し適切でない化学物質を使用しない印刷インキに貼付できるマークです。対象化学物質は「NL:ネガティブリスト」として収載されています。
- 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等

[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
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印刷インキ工業連合会
1948年首都圏に事業所のある企業で印刷インキ工業会、関西圏に事業所のある企業で印刷インキワニス工業会がそれぞれ設立され、1952年両工業会により印刷インキ工業連合会が結成された。NL規制は1973年旧厚生省指導の下「食品包装材料用印刷インキに関する自主規制(NL規制 60物質)」を制定したことに始まり、いく度かの改訂を経て規制物質は501物質となっている。また2002年には「NL規制準拠マーク」表示を制定し、より一層のNL規制準拠製品普及に努めてきた。
- 運営開始年
- 1973年
- 対象物品等
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会員会社が製造、販売する「NL規制準拠製品」
- 着目する環境影響
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- 製造段階の大気・水・土壌への汚染物質の排出、有害物質の利用。
- 使用・消費段階および廃棄段階の生態系への影響、有害物質の利用。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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基準概要
印刷インキ工業連合会会員会社であり、その会社が販売するNL規制準拠製品にのみ添付可能である。商標使用許諾誓約書を取り交わす必要あり。
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基準策定手続き
基準案については、食品衛生専門委員会および、技術委員会にて検討、策定。
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基準の目安
国内法(化審法:1特等、安衛法:製造禁止物質、特管物質等、毒劇法:毒物)および発がん物質。
海外法規制:REACH規制物質等。RoHS指令物質。
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- マークを使用するための手続
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印刷インキ工業連合会会員となり、商標使用許諾契約書を取り交わすことによりNL規制準拠製品に使用可能
- 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
- 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
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マークの概要(工業連合会発行「NL規制-印刷インキに関する自主規制」) マークの実施要領(工業連合会発行「NL規制-印刷インキに関する自主規制」) マークの使用基準(工業連合会発行「NL規制-印刷インキに関する自主規制」) マーク表示商品のリスト(工業連合会発行「環境対応型オフセットインキ製品一覧」)
- 問い合わせ先
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団体名印刷インキ工業連合会
部署名事務局
担当者名小松原 正志
住所〒107-0052 東京都港区赤坂1-9-13 三会堂ビル3F
電話03-5545-6803
FAX03-5545-6804
電子メールjimukyoku@ink-jpima.org
URLhttp://www.ink-jpima.org/index.html