MFエコマシン認証制度
[1]概要(2024年10月現在)
- 環境ラベル等の特色
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環境配慮型製品を開発、製造、販売する鍛圧機械メーカーの各会員企業の活動を見える化し、購入者の参考にしていただくためのマーク。プレス機械、板金機械、自動化および関連装置を対象とし、2009年4月から工業会独自の基準を満たす製品を「MFエコマシン」としました。今回、従来の基準に追加して新たに2021年10月に政府が閣議決定した「地球温暖化対策計画」の政策と整合性を取った認証基準「MFエコマシン2.0」を創設し、工業会ホームページで公開し、認証マークで表記します。
- 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等

[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
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一般社団法人日本鍛圧機械工業会(日鍛工)
鍛圧機械の生産、流通、貿易および利用に関する施策、その他諸施策の充実を図ることにより、金属加工機械・鍛圧機械産業の発展を図っている工業会。1948年設立。2009年4月に一般社団法人に移行。 - 運営開始年
- 2009年
- 対象物品等
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(2024年4月現在)
- プレス機械:16製品、52機種
- 板金機械:18製品、106機種
- 自動化および関連装置:2製品、2機種
- 着目する環境影響
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ライフステージの「使用・消費」を主眼に、[1]エネルギーの効率的活用(省エネルギー)、[2]資源の有効活用(省資源)、[3]有害物質、振動・騒音に着目している。この他、安全作業環境や電波障害にも着目している。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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基準概要
必須要件、選択要件、推奨要件の3つに区分している。
1.必須要件:製品使用時のエネルギー消費量が対象。
2.選択要件:エネルギー消費(1項目)、省資源(5項目)、有害物質、騒音振動等(4項目)の中から3項目以上を選択。
3.推奨要件:省エネルギー・省資源等に対応する装置・機能(例:CO2換算表示機能、省エネルギー回路)を標準装備
具体的な基準および測定法については、プレス機械、板金機械、自動化および関連装置の3つに分類して基準を定めている。
基準策定手続き
日鍛工・技術委員会の管轄下に、外部有識者が参加するMFエコマシン認証審議会を設置し、認証基準の策定・見直しを実施。
基準の目安
「MFエコマシン」認証では省エネルギーは2000年製または2000年以降に製造した製品を基準製品とし、基準製品と比較して25%以上の削減を認証基準としている。 一方、「MFエコマシン2.0」認証では省エネルギーは2013年製または2013年以降に製造した製品を基準製品とし、基準製品と比較して40%以上の削減を認証基準としている。
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- マークを使用するための手続
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- 日鍛工の会員企業が申請を行うことができる。
- MFエコマシン認証審議会が、申込み製品について製品類型毎の認証基準に基づいて審査を行う。
- 基準適合性を確認した製品に、認証登録番号と認証マークが発行され、マークの使用が認められる。
- 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
*具体的な製品情報確認方法
所定様式に申請者自らが認証基準に適合していることを証明する実測データや適合状況を記入し、その証明に必要な図表等を添付した申請書に基づき、MFエコマシン認証審議会で申請者から説明を受けて確認する。 - 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
- 問い合わせ先
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団体名一般社団法人日本鍛圧機械工業会
部署名事務局
担当者名永田 有機
住所〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館308号
電話03-3432-4579
FAX03-3432-4804
電子メールinfo@j-fma.or.jp
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