非木材グリーンマーク表示
[1]概要(2025年4月現在)
- 環境ラベル等の特色
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地球温暖化防止に心がけ、森林資源を節約し、CO2の吸収源である非木材植物を使用した紙・紙製品、産業資材並びに非木材植物関連製品を普及・開発するために設定された。
サトウキビバガス、オイルパーム空果房、タケ(バンブー)、アシ(ヨシ)、ケナフ、コットンリンター、アバカ、バナナなどの非木材植物繊維を使用した製品にマークを使用することができる。 - 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等

[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
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NPO法人非木材グリーン協会
「環境」「資源」をコンセプトにして、地球温暖化と資源問題に取り組み、非木材植物資源の調査・研究および非木材バイオマスの利用とその製品の普及・開発を目的として活動。 - 運営開始年
- 1993年
- 対象物品等
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対象品は下記のいずれかの要件に該当し、環境保全に有効なものとする。
① 非木材パルプ(植物繊維)を重量比で10%以上使用した原紙及びその原紙を使用して作られる印刷物・紙製品。
② 非木材パルプ(植物繊維)を重量比で10%以上使用した紙製品及び加工品。
③ 非木材植物製品及び非木材植物繊維を重量比で10%以上使用した各種製品。
④ 上記①~③について、製品の性質・特性により、協会の審査基準に照らし合わせ、特例を設ける場合がある。
⑤ 1品目1マークとする。
⑥ 国内製品、外国製品を問わない。 - 着目する環境影響
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CO2吸収と森林資源節減に着目し、資源採取から製造、流通、消費まで関わる。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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- 当協会の法人会員に限る。
- 当協会の申請書に必要事項を記入し、必要書類などを添えて当協会に申請する。
- 申請は一年ごとに行い、提出書類は、申請書、非木材配合率証明書、新規の場合は会社案内とし、非木材含有率の分析が可能な見本(A4サイズ相当のもの1枚)を添付する。
- マークを使用するための手続
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マーク使用の申請方法
使用申請によるもの
当協会の申請書(ホームページからダウンロード)に必要事項を記入し、配合率証明書と現物見本を添付して申請する。書類審査と、当協会で非木材繊維の含有率を分析調査して行う。
分析は、JIS(JIS P 8120)に準じて分析し、正しく配合されていることを確認して認定する。
認定までに3週間、認定期間は1年、認定した製品には有料でマークを使用することができる。
使用届によるもの
営利を意図しない印刷物は、マーク認定を受けた原紙を使用していれば、特例として、届出書を提出し、使用後に見本を提出することで無償でマークを使用することができる。 - 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
*具体的な製品情報確認方法
申請者から配合率証明書の提出を義務付けている。
提出された見本を当協会で分析し、正しく含有されている場合に、認定する。
認定した製品はホームページで閲覧できる。 - 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
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マークの概要(NPO法人非木材グリーン協会) マークの実施要領、基準(NPO法人非木材グリーン協会) マーク表示商品のリスト(NPO法人非木材グリーン協会)
- 問い合わせ先
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団体名NPO法人非木材グリーン協会
部署名事務局
担当者名添田 馨(そえだ かおる)
住所〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町1‐32‐9 深山ビル 302
電話03-5643-5628
FAX03-5643-5638
電子メールinfo@himokuzai.org
URLhttp://www.himokuzai.org/
