環境保護印刷認証制度
[1]概要(2013年4月現在)
- 環境ラベル等の特色
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オフセット印刷の刷板〜印刷工程からVOCや有害廃液を出さないことで「ゼロエミッション」を実現環境保護に貢献、配慮した印刷物の1点1点、1枚1枚に自己適合宣言した「環境保護印刷マーク(クリオネマーク)」を付与する認定制度。環境保護印刷推進協議会が運営する制度であり、印刷業界の環境負荷低減に寄与した印刷製品の提供を推進している。
- 情報の提供手法
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- マーク等表示
- 環境負荷データ表示/提供
- 環境影響の考慮の範囲
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- 様々な環境影響を全体的に考慮した環境ラベル等
- その他の環境ラベル等
[2]詳細
- 運営主体名およびその概要
- 環境保護印刷推進協議会(趣旨に賛同した印刷会社で組織する印刷業界における任意団体)(略称:E3PA)
- 運営開始年
- 2005年
- 対象物品等
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オフセット印刷物:さまざまな印刷物(主に書籍、雑誌、カタログ、ポスター、チラシ、報告書、事務用印刷物等
- 着目する環境影響
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印刷生産工程において「空気」と「水」を汚さないことに着目している。
表 着目する環境影響
環境負荷項目 ライフステージ A 資源採取 B 製造 C 流通 D 使用・消費 E 廃棄 F リユース・リサイクル 1 資源の消費 2 エネルギーの消費 3 大気・水・土壌への汚染物質の排出 4 廃棄物の排出 5 有害物質の利用 6 生態系の破壊 7 その他の環境負荷 - マークを使用するための基準
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基準概要
環境保護印刷を可能にする、印刷生産に必要な資機材に一定の基準を設け、協議会が認定登録した対応資機材を使用して印刷製品を製造していることを条件とする。
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基準策定手続き
印刷生産に必要な資機材に一定の基準を設け[1]理事や関係者からなるワーキンググループで基準案を策定[2]理事会および登録審査部会で承認し、それらを利用する制度を協議会として規定する。
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基準の目安
刷板〜印刷工程および印刷インキについて許容できるVOCおよび廃液の水準を定め、印刷業界および印刷物(製品)の環境配慮をめざして基準を策定している。
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- マークを使用するための手続
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- 申請者(印刷工場等)が協議会に入会申請を行うために「認証申請書」および添付資料としての「クリオネマーク認証ステータス判定」を同時に作成し、協議会に申請提出する。
- 申請書類一式に基づき認定審査委員会が入会審査を行う。
- 審査委員会は、審査結果から申請者(印刷工場等)の認定の合否判定を行い、理事会で入会を承認する。
- 入会した申請者は各条件をクリアした会員として認証登録し、適合する印刷物への「環境保護印刷マーク(クリオネマーク)」表示、掲載することができる。
- 「環境保護印刷マーク(クリオネマーク)」を掲載する場合は、適正表示のための「使用規則」および「環境保護印刷マーク使用」に従わなければならない。
- 協議会の会員が、認証登録された資機材を使用した印刷物(製品)にマークを付与することを認める。
- 製品情報確認方法
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- 供給者の書類で確認
- 検査機関等の検査結果の添付により確認
- 運営主体から検査機関等に検査依頼
- 事業所への立入調査
- 特になし
- その他
- 適正表示の取組
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- 実施要領等における適正表示の規定
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含むマーク等使用契約
- 適正表示のための規定(罰則規定等)を含む同意書等での確認
- マーク使用者からの使用状況報告
- 市場サンプリング検査
- 事業所への立入調査
- 消費者等からの通報受付体制の整備
- 特になし
- その他
- 関連情報の掲載ホームページアドレス(最新情報はこちらで入手してください)
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マークの概要、実施要領(環境保護印刷推進協議会) 認証ステータス登録基準-枚葉オフセット印刷(環境保護印刷推進協議会) オフセット輪転印刷基準(環境保護印刷推進協議会) 対応資機材一覧(環境保護印刷推進協議会) 推奨資機材一覧(環境保護印刷推進協議会)
- 問い合わせ先
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団体名環境保護印刷推進協議会(略称:E3PA)
部署名事務局
担当者名白石 弘一(しらいし こういち)
住所〒104‐0041 東京都中央区新富1-16-8 (株)日本印刷新聞社内
電話03-3553-5681
FAX03-3553-5684
電子メールinfo@e3pa.com
URLhttp://www.e3pa.com