環境省_環境技術実証事業
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再生可能エネルギー 中小水力発電技術分野

水車による発電技術例開放水路用低落差上掛け水車
発電システム
◯◯◯◯の設置例複数台水車発電機による制御の例
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対象分野の概要

技術の概要

水の位置エネルギーを活用し、渓流、河川部、排水路などの流量と落差を利用して小規模、小出力の発電を行う技術です(出力3万kW以下を対象とします)。大規模水力と比べてコスト高になりがちである一方、国内の開発可能性が比較的大きく、採算の改善により地球温暖化防止効果が期待されます。

対象となる技術の例

経済性を高めるための水車・発電機・増速機・制御設備・電気設備等の発明工夫、独立運転などでの需給両面の発明工夫など。

参考資料

  • 既存区分の実証要領
     各技術分野の実証を行う際の基本的考え方、試験条件・方法等を定めたものです。
利用者(地方自治体、環境NPO関係者、河川・農業関係者の方)へ
中小水力発電は、発電過程において二酸化炭素を排出しない純国産の再生可能エネルギーです。既存の施設(上下水道、砂防ダム、農業用水路など)をそのまま利用でき、建設時の環境負荷が少ない発電方式であるとともに、電力の出力変動が少なく、昼夜、年間を通じて安定した電力を得られることが期待できます。

ETV事業では、有効落差、流量、発電出力、効率、騒音等に関して、第三者による技術実証試験結果を公表し、技術の有効性を判断するために必要な各種情報を提供することで、利用者のニーズにあった技術選定に役立つものと考えています。
実証申請者(実証対象となる水力発電設備の製造業者、施工業者、販売事業者の方、又はそれらを導入している法人・個人の方)へ
ETV事業は、一般の施主(顧客)に対して対策の必要な環境技術の概要を紹介すると共に、第三者による技術実証試験結果を公表し、利用者の技術選定のために必要な各種情報を提供することで、施主(顧客)の潜在的なニーズを引き出し、実証申請者がお持ちの有効な技術の普及拡大に役立つものと考えています。

実際に、他技術分野における過去の実証申請者を対象にしたアンケート調査では、「実証後、技術に対する問い合わせが増えた」、「販売促進や技術開発等の活動に関して、ある程度の効果があった」との回答、また、「交付されたロゴマークについて、製品のパンフレット、技術報告、外部向け冊子、社員の名刺、自社のウェブサイトなどに掲載している」という回答が見られます。
背景・関連情報
中小水力発電は、今後の導入可能性が大きい再生可能エネルギーである一方、近年、発電機等の製造に多種多様な企業が参入してきており、その性能について、客観的な観点で実証等を行うことが課題となっています。
以上のことから、環境技術実証事業では、平成25年度より中小水力発電技術を対象技術として、検討及び実証を開始しました。

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