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ヒートアイランド対策技術分野(空冷室外機から発生する顕熱抑制技術)

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対象分野の概要
環境技術実証事業が対象としている空冷室外機から発生する顕熱抑制技術 以下、単にヒートアイランド対策技術)とは、多くの建物に付帯している空調機器(エアコン)の空冷室外機から発生する顕熱を抑制することにより、ヒートアイランド対策を行うための技術のことです。水が蒸発するときの潜熱を利用して冷却効果を高め、室外機から発生する顕熱を抑制するもので、空冷室外機へ水を噴霧等したり、冷却した空気を吹き込んだりするタイプがあります。これらの技術は電気式エアコンのみならず、ガスヒートポンプエアコン等、構造を同じくする空冷室外機にも応用可能なものです。

【空冷室外機から発生する顕熱抑制技術について】
  • ヒートアイランド現象とは、都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象で、主に[1]空調システム、電気機器、自動車などの人間活動より排出される人工排熱の増加、[2]緑地、水面の減少と建築物・舗装面の増大による地表面の人工化により生じ、近年都市に特有の環境問題として注目を集めています。

  • ヒートアイランド現象は、長期間に渡って累積してきた都市化全体と深く結びついており、対策も長期的なものとならざるを得ないため、実行可能なものから対策を進めていくことが必要です。政府では、平成14 年9月にヒートアイランド対策関係府省連絡会議を設置し、平成16 年3 月にはヒートアイランド対策に関する基本方針、実施すべき具体の対策を示した「ヒートアイランド対策大綱」を策定しており、鋭意対策を進めているところです。 環境省では、東京23 区における気温の上昇に影響を与える熱(空気への顕熱)のうち、人工排熱によるものが約5割を、さらに空調など建物に起因して発生する排熱はその約半分を占めると推計しています。空冷式室外機を付帯する空調システム(エアコンなど)は、多くの建物に付帯しており設置数が非常に多いことから、空冷式室外機から発生する顕熱を抑制する技術によるヒートアイランド対策の効果は、比較的大きいと考えられます。

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