本文へジャンプ
国際的な森林保全対策

世界の森林を守るために

前(1/6)|「世界の森林を守るために」トップ|次(3/6)


世界の森林の現状

世界の森林面積は約40.3億ヘクタールで、全陸地面積の約31%を占めています。しかし、世界の森林は減少を続けており、毎年520万ヘクタールが減少しています(2000年から2010年までの平均)。

特に、南アメリカ、アフリカなどの熱帯の森林を中心に、減少面積が大きくなっています。一方、中国やインド、ベトナムを中心とした温帯林では、森林面積が増加している国も見られ、森林面積の増加と減少には、地域的な偏りが見られます。

国別にみると、2000年から2010年までの間に森林の減少が大きかったのは、ブラジル、オーストラリア、インドネシア、ナイジェリアなどです。

このうち、オーストラリアの減少は、2000年以降の深刻な干ばつや森林火災などが原因ですが、その他の国では農地への転用や薪の過剰採取などが原因です。

一方、温帯地域の中国やインド、ベトナムなどのように、植林活動が活発なため森林面積が増加している国も見られます。

世界の森林面積の年あたりの変化率

世界の現状

前(1/6)|「世界の森林を守るために」トップ|次(3/6)