世界の森林を守るために
世界の森林の現状
世界の森林面積の国別純変化(2010〜2015年、年平均)
国連食糧農業機関(FAO)(2015年)「Global Forest Resources Assessment 2015」より作成
世界の森林面積は約39.9億ヘクタールで、全陸地面積の30.6%を占めています(2015年)。しかし、世界の森林は減少を続けており、毎年330万ヘクタールが減少しています(2010年から2015年までの平均の純変化)。
特に、南アメリカ、アフリカなどの熱帯の森林を中心に減少面積が大きくなっています。一方、アジア、ヨーロッパを中心として森林面積が増加している国も見られます。森林面積の増加と減少には、地域的な偏りが見られます。
世界の森林面積の地域別純増減
国連食糧農業機関(FAO)(2015年)「Global Forest Resources Assessment 2015」より作成
国別にみると、2010年から2015年までの間に森林の減少が大きかったのは、ブラジル、インドネシア、ミャンマーなどです。一方、活発な植林活動を行っている温帯地域の中国やフィリピン、インドなどの国では森林面積が増加しています。
森林面積の変化の大きな国10カ国(2010〜2015年)
国連食糧農業機関(FAO)(2015年)「Global Forest Resources Assessment 2015」より作成