ページトップ
環境省自然環境・生物多様性里なび里地里山の専門家・講師等検索 > 専門家・講師等詳細

里なび

ここから本文

里地里山の専門家・講師等検索

専門家に関する情報

氏名 朝廣 和夫
肩書 九州大学大学院芸術工学研究院環境計画部門助教
略歴 1995年九州芸術工科大学大学院芸術工学研究科修士課程修了。(株)アーバンデザインコンサルタントを経て、1996年より同大助手、ロンドン大学インペリアルカレッジ客員研究員、03年より現職、九州大学芸術工学研究院環境計画部門助手。
環境省 里地里山保全再生モデル事業(専門家)、「多様なテーマの森づくり企画立案支援事業」検討委員会委員(社)国土緑化推進機構. 林野庁補助事業「NPO創造的森林づくり助成金事業」審査委員
専門とする分野 緑地保全、景観保全
ジャンル 講演 / 計画策定指導 / 調査指導 / 技術指導
主な著作 「シイ・カシ萌芽林とヒノキ人工林の空中写真を用いた画像特性値と林分条件要素の関係」
http://www.kyushu-id.ac.jp/~asahiro/Pub/20070520.pdf
「合宿型ボランティア活動による青年の自立」
http://www.kyushu-id.ac.jp/~asahiro/Pub/200703.pdf"
講演・指導可能な分野 環境保全ボランティアのリーダー育成、里山保全、英国の景観保全と市民活動
メッセージ 戦前、日本人の8割は農村に住んでいましたが、現在8割は都会で生活しています。少子高齢化といわれて久しいですが、私の専門とする里山の多くは、薪炭として利用されなくなり40~50年、やはり高齢化が進んでいます。グローバル社会の中で都会生活をしていると、どこから運ばれてくるかもわからない食、物、家に囲まれて日々の生活に不自由はありません。しかしながら、都会周辺の里地里山、さらに言えば地球環境は疲弊し、持続性が保たれなくなりつつあります。
日本と英国の緑地環境の類似点、もしくは類似の価値観は何だと思われますか? それは、「手入れ」にあります。人が森に、農地に手を入れ続けることで、花が咲き、生き物が集い、人がその景観を美しいと感じるのです。どちらの国も工業化・近代化の大量生産・大量消費が浸透したライフスタイルにより、世紀を超えて続けられてきた農林作業は途絶え、「手入れ」をする文化も失われてきました。
英国では50年前から、この「手入れ」と生物多様性、また、文化的価値、社会的価値を見出しボランティアによる実践的な保全活動が盛んになりました。日本では、里地・里山の保全活動がそれにあたります。環境にとって生き物が大切。でも、「手入れ」にとって大切なのは「人」です。私達は最近、里地里山の保全を進めるには、都会の人が農山村の人々と連帯し、保全活動、いわゆる野山の手入れを実践できる人材として活躍することが大切であり、そのようなリーダー育成活動に力を入れ始めました。
リーダーに必要なノウハウとはなんでしょうか? 植物を同定する知識でしょうか? 農林作業や保全作業の方法でしょうか? このような活動をしたことのない都会の人と一緒に作業を行い、「楽しかった、また来たいね」と感じてもらうためには、コミュニケーション力、安全管理能力、コーディネイト力、楽しさや美しさに関する感性も必要となります。そのようなプロジェクトリーダーが、都市と農山村の、生き物と私達の架け橋になり、持続的な環境づくりとライフスタイルの普及に貢献できると期待しています。
派遣可能地域 北海道 / 東北地方 / 関東地方 / 中部地方 / 近畿地方 / 中国地方 / 四国地方 / 九州地方
派遣に必要とする
概算費用
要相談
講演・指導依頼先 九州大学大学院芸術工学研究院環境計画部門
連絡方法 http://www.kyushu-id.ac.jp/~asahiro/
交通費換算基点 福岡県福岡市

ページトップへ