上ノ原「入会の森」
萱刈り場として集落で管理していたが、葺き替える家もなくなり、放置されたまま森林化が進んでいた草地を、下流域の市民団体「森林塾青水」を中心に、萱場として再生した。地元住民の指導の下、火入れ(野焼き)・侵入木の伐採・萱刈りを行い、水辺、湿潤地、林縁(ミズナラ林が隣接)などと一体となった里山としての原風景が維持されている。都市住民側は、これを地域全体の中の景観・生態系と位置づけ、地域の人との関係を見失わずに、「現代版入会」の仕組みづくりを目指しながらかかわりを続けている。

背丈以上に伸びた刈り取り前の萱

残雪を防火帯にした野焼き風景
地域 | 奥山周辺 |
取組主体 | NPO・企業等 |
主な取組目的 | 景観・文化 |
取組対象 | 草地 |