ペルー・ポテトパークにおけるアイリュシステム
国際的な遺伝子バンク「国際ポテトセンター」は、2005年にペルーのクスコ県にある地域コミュニティの集合体「ポテトパーク」と調印し、ジャガイモの天然品種に関する商業的な権限を返還することに合意した。同パークは遺伝資源の保護に加え、農業多様性の地域保存についての前例となる。この地域には「アイリュ」と言われる伝統的な地域コミュニティがある。これは血縁・地縁に基づく政治・社会経済システムで、労働の分配などが決められていた。この習慣はまだ残っており、生態系に沿った合理的な農地分配が効率的な生産を可能とする。
地域 | ラテンアメリカ |
取組主体 | NPO・企業等 |
主な取組目的 | 農林業等 / 環境教育等 / 景観・文化 |
取組対象 | 田・畑 |