EUにおける生物多様性に配慮した農地利用 オーストリア・ニーダーエスターライヒ州ジッツェン村
オーストリア北部のニーダーエスターライヒ州ジッツェン村は、ドナウ川の支流シュミダ川河畔の農村である.ここでは小川や池沼など重要な生物生息地の保全・整備を目的に、農地周辺のヨシ原を復元して、植物や鳥類回復のモニタリング調査を行っている.オーストリアでは1992年のEU農業環境規則を受け、1995年からの農業環境プログラムの中でビオトープ復元のために契約20 年間の長期で、農家に助成金を出している.集約農業を見直し、農地の周辺にビオトープを適度に配置することは、人と野生生物との共存を目指す農地の持続可能なあり方である.
地域 | ヨーロッパ |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 / 動植物 |
取組対象 | 環境全体 |