ザンビア・ミオンボ林における焼畑耕作と市場経済化の波
ミオンボ林はマメ科の疎林で、年間降水量800~1200mm地帯に分布する。ザンビアには、チテメネという枝葉を集積して火入れし、休閑期間も30年という持続的な伝統焼畑がある。政府補助金により一時的に盛んになったトウモロコシ栽培は補助金の縮小とともに低調となり、この現象は市場経済条件により地域差が大きい。市街から遠い豊かなミオンボ林地域では、伝統農業にすぐ回帰できた。反対にすでに森林が劣化している市街近辺では少数のトウモロコシ大規模経営が出現し、中間地帯では伝統農業だけでは不十分で、新たな作物を探っている。
地域 | アフリカ |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 |
取組対象 | 樹林地 |