エチオピアの「コーヒーの森」
エチオピアのゴンマ地方の住民は乾季のコーヒー栽培に生計を依存している。コーヒーは直射日光にあたると実りが悪くなるため、コーヒーが栽培されている地域では庇陰樹の生い茂る、森が形成されている。この「コーヒーの森」は薪や炭、建材などに利用される樹木が半栽培された有用性の高い森となる。また、樹木の他にもヤマゴボウなどの薬用植物も生えている。1940年代にこの地方でコーヒー栽培が始まり、1989 年と1998年の森林率は44%から51%に増加している。これは地域の人びとが「コーヒーの森」を造成した結果とされている。
地域 | アフリカ |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 |
取組対象 | 樹林地 |