インドネシア、カリマンタンのラタン園
カリマタンのダマイ郡に暮らす人びとは、70年代末ごろより、林産物のひとつであるラタン(籐)を主要な現金収入源としてきた。その後、ラタンは家具材として世界的な需要が高まり、天然ラタンの枯渇が危惧された。しかし、この地域では、以前より焼畑農耕とラタン栽培を組み合わせた複合的土地利用が行われてきた。現在、オイルパーム農園開発などによるラタン園の減少、ラタンの価格低迷が進んでいる。このような状況のなか、複合的土地利用は住民の経済的要求を満たし、生物多様性の保全を実現する有効なシステムとして見直されている。
地域 | アジア |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 |
取組対象 | 樹林地 |