カンボジア・コンポンチャムにおける土地利用と自然資源の利用・管理
カンボジアの森林は人間活動の影響により縮小してきたが、居住地域の周辺に残る森林はアグロフォレストリーシステムを形成し、さまざまな食料や伝統的な薬を提供している。厩肥などの堆肥化は地域的な物質循環を形成している。同時に同じ場所で2種以上の作物を栽培する多種作物栽培は、耕地を通年利用することで土壌浸食の減少、腐植質表土の保全、換金作物の競争力向上のほか、農薬や除草剤の使用量減少をもたらす。このような持続的な方法の成功例は、カンボジアにおける自然資源の利用と管理のモデルケースと考えられる。
地域 | アジア |
取組主体 | 地元集落等 |
主な取組目的 | 農林業等 |
取組対象 | 樹林地 |