
生物多様性保全上重要な里地里山(略称「重要里地里山」) *リーフレットを作成しました。 クリック!
日本の原風景の一つといわれる里地里山。
里地里山は、長い時間をかけて人々が自然と寄り添いながらつくりあげてきた自然環境です。我が国では、そうした環境がより身近な存在であったことから、特有の文化や豊かな感性も育まれてきました。
田んぼや小川、原っぱ、うら山など、人々がくらし、集い、草花や鳥、昆虫などさまざまな生きものたちが、あたりまえにそばにいる空間。日本には、まだまだそんな里地里山がたくさん残されています。
環境省では、さまざまな命を育む豊かな里地里山を、次世代に残していくべき自然環境の一つであると位置づけ、「生物多様性保全上重要な里地里山(略称「重要里地里山」)」(500箇所)を選定しました。
選定された「重要里地里山」は、地域におけるくらしや営み、保全活動等の取組を通じて守られてきた豊かな里地里山を広く国民のみなさまに知ってもらうためのものです。また、地域における農産物等のブランド化や観光資源などにも、広く活用できるものと考えています。
注)地域を取り巻く社会的・経済的条件の変化により里地里山の保全活用のあり方は変化していく場合もありますが、今回の「重要里地里山」の選定により、地域の人々のくらし、農林業の営みや土地の利活用等に対し新たな制約や規制等を生じさせるものではありません。また、各主体に、これまでと同様の方法で里地里山を管理し続けることを義務付けるものでもありません。
注)「重要里地里山」の土地の立ち入り等に当たっては、事前に承諾を得ることが必要な場合があります。