日本の外来種対策

環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。

環境省自然環境局

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環境省では、日本の生態系等に被害を及ぼす又は及ぼすおそれのある外来種について、
規制や防除、理解促進等に取り組んでいます。

環境省が行う直轄防除

注目の防除 やんばる(沖縄本島北部地域)におけるマングースの防除

  • 明治43(1910)年にハブやネズミを駆除する目的で沖縄島に持ち込まれたマングースは、もともと肉食哺乳類がいないやんばるの生態系に深刻な影響を及ぼしました。 ヤンバルクイナやオキナワトゲネズミなどの在来種が捕食されることで、世界自然遺産にも登録された沖縄島北部地域に固有の生態系が脅かされています。

      マングース
      マングース(特定外来生物)
       
      2000年には捕獲地点は少なかったが、2004年、2007年と年々マングースが捕獲される地域が増加した。
      マングースが捕獲された地域


      ヤンバルクイナ
      ヤンバルクイナ(固有種)
      オキナワトゲネズミ
      オキナワトゲネズミ(固有種)
  • マングースによる被害を防ぐため、環境省と沖縄県では「沖縄島北部地域におけるマングース防除実施計画」に基づき、2000年から連携・協力して、北上防止柵の設置やわな・探索犬による捕獲などの防除を実施しています。 (第4期沖縄島北部におけるマングース防除実施計画(PDF)
    やんばるマングースバスターズ
    やんばるマングースバスターズ
    • 2003年には600頭を超えるマングースの捕獲がありましたが、2009年度以降は捕獲数と捕獲地域が減少しており、個体数と分布の拡大が抑制できていると考えられます。
    • マングースの捕獲数は2007年をピークに減少傾向にある
      SFライン以北のマングースの捕獲数、捕獲メッシュ数およびCPUEの年度別推移
      SFラインとは 第一次北上防止柵のことで、このラインより北の地域からのマングースの全域排除をめざしています。 防除実施計画の対象地域及びその他の地域 SFラインより北は全域排除予定地域になっています

    • マングース防除の効果を検証するために在来種のモニタリング調査を実施しており、ヤンバルクイナやケナガネズミ、カエル類など在来種の分布域の回復が確認されています。
    • マングースの防除により在来種が増加した
      ヤンバルクイナの生息が確認できなかった地域(黄色)と生息が確認された地域(青)
  • やんばるにおけるマングースの根絶に関する資料等

根絶事例 奄美大島におけるマングースの根絶

  • ハブやクマネズミの駆除を目的に奄美大島に1979年頃に沖縄島から30頭程度のマングースが持ち込まれました。 2000年には推定一万頭に達し、固有種であるアマミノクロウサギやケナガネズミをはじめとした在来種に大きな影響を与えました。
    アマミノクロウサギ
    アマミノクロウサギ(固有種)
    ケナガネズミ
    ケナガネズミ(固有種)
    アマミハナサキガエル
    アマミハナサキガエル(固有種)
  • 環境省と鹿児島県は1996年から試験的捕獲を実施し、2000年より本格的な防除事業を開始しました。 2005年からは環境省の事業により一般財団法人自然環境研究センターがマングース捕獲の専門家集団である奄美マングースバスターズ(AMB)を組織し、ピーク時には500台以上の自動撮影カメラと3万5千個以上の罠による全島的なモニタリング・捕獲を実施しました。 2018年4月に最後の1頭の捕獲を確認して以降、わなでの捕獲や探索犬による検出、自動撮影カメラによる撮影などの明らかなマングースの生息情報は確認されず、検討会における根絶確率の推定等を経て、2024年9月3日に奄美大島におけるマングースの根絶を宣言しました。
    防除の様子
    防除の様子
    マングース探知犬
    マングース探知犬
  • マングースの防除によりマングースの推定個体数が減少するのに伴って、アマミノクロウサギをはじめとした在来種の個体数が回復しています。
    マングースの(推定)個体数減少に伴いアマミノクロウサギの推定個体数は増加している

  • 事業開始から約30年の年月をかけて、奄美大島からマングースの根絶を達成しました。 長期間にわたり計画的に作業を継続し、根絶を達成したことで、奄美大島の生態系が将来にわたり守られます。 奄美大島におけるマングースの根絶は、長期間定着したマングースを計画的に根絶した事例としては世界最大の規模であり、他地域における侵略的外来種対策の参考となる重要な事例です。
  • 奄美大島におけるマングースの根絶に関する資料等

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