「重要湿地」 No.574 大浦川および河口部

マングローブ湿地,干潟,河川,汽水域

[地図の内容説明]
クリックすると
写真が表示されます
生息・生育域 生物分類群 選定理由 選定基準
大浦川河口部 マングローブ 世界的な分布の視点から,北限域に分布するマングローブ樹種が生育する(メヒルギ,オヒルギ,ヤエヤマヒルギ).マングローブ林が生態系として他の動植物との相互作用があり,そこを生息・生育地とする動植物が特異である.マングローブ湿地生態系の種の多様性が高い.群落サイズも個体群を維持する上で十分な面積がある. 1
大浦川および河口部 淡水魚類* ヒゲワラスボ,アサガラハゼ,トカゲハゼなどの生息地. 2
大浦川および河口部 昆虫類 上流域ではリュウキュウハグロトンボ,オキナワルリモントンボ,カラスヤンマ,ヒメドロムシ類などの流水性昆虫が豊富である.河口部のマングローブ湿地周辺の水溜まりでは止水性昆虫の種の多様性が高い.汽水域にキバナガミズギワゴミムシが生息する. 3
大浦川および河口部 甲殻類* 河口部には干潟やマングローブ域が広がっている.近年,多くの甲殻類の未記載種および日本初記録種が発見された. 2, 3
大浦川河口部 底生動物 マングローブ湿地内にシマカノコ,マングローブアマガイ,オイランカワザンショウ,カタシイノミミガイ,ゴマセンベイアワモチなどが生息する. 2