日本は先進国でも有数の豊かな自然に恵まれた国。
日常から一歩足を伸ばすと出会える自然とのつながりを感じられる場所をご紹介します。

県内でも有数の豊かな自然を余すことなく体感できる森林塾「かずさの森」では、メープルシロップ作り、山菜摘み、天然ウナギ獲り、ホタル鑑賞などの各種プログラムを、四季を通じて提供しています。森からの豊かな恵みが、川を流れ、海に注ぎ、やがては雨となってまた森を潤す。そんな当たり前の「命の循環」をかずさの森に来てふれてみませんか。

DATA|森林塾 かずさの森
HP → http://www.kazusanomori.com/
MAIL → info-kfs@kazusanomori.com
今回の体験場所
岩田さんが教える! オススメ体験
畑や鳥小屋などがある森林塾の中心地近くの池にボートを浮かべて、スジエビやオタマジャクシなど、多様な水辺の生物の生態を見学できる。
モリアオガエルのオタマジャクシ。変態し足が出てきたものを観察できることも
4~7月の間は、モリアオガエルの樹上産卵を、ボート上から至近距離で観察できる。周辺では、蛇や狸といったモリアオガエルの天敵たちの形跡を目にすることも。
泡上の卵から、およそ300~800匹が、池の中に産まれ落ちる
森林塾の中心地から、滝がある清流の源流域へと下っていくとそこには手つかずの自然が。透明度の高い清流は、肉眼でも魚影を確認できる。
清流で釣れるハヤは持ち帰ることもできる。産卵期で、卵を抱えたハヤは唐揚げにしても美味
身近な水辺で探してみよう!
プール開き前のプールには多くのいきものがすみついており、ヤゴはその代表格です。ヤゴは肉食で、オタマジャクシなどはもちろん、まれにトンボまでも捕食することがあります。“ヤゴの捕食”という角度から観察してみるのも面白いかもしれません。
左 :トンボの幼虫であるヤゴ/右 :成虫となったアカトンボ