ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 花粉症対策

春になると多くの人を悩ませるスギ花粉症。環境省では毎年11~12月頃にスギの雄花(おばな)花芽(はなめ)調査を行い、スギ花粉飛散予測に活用しています。2022年の調査では、関東、北陸、近畿、中国地方などで過去10年間の最大値を超える量のスギ雄花が観測され、これらの地域では、今年春の花粉飛散量が極めて多くなる見込みです。また、関東ではヒノキの雄花も極めて多いことが報告されています。ヒノキ花粉はスギ花粉より1カ月ほど遅く飛散が始まるため、ヒノキ花粉が多い地域では、花粉の飛散期間が長くなる可能性があります。

環境省は「花粉情報サイト」で飛散開始情報や「花粉症環境保健マニュアル」を公開し、花粉症対策に役立つ情報を皆さんに紹介しています。まもなく花粉症の方にはつらい季節がやってきます。情報を参考にしながら、早めに対策を取って飛散に備えましょう。

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 花粉情報サイトで公開している「花粉症環境保健マニュアル」では、花粉症のメカニズムや予防・治療について、科学的知見を盛り込みながら紹介しています。2022年に、最近の調査結果や知見を踏まえた改訂版が公表されましたので、ぜひ花粉症の理解や対策に役立ててください。

写真/PIXTA

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