ちょっとecoに詳しくなる ecojin's EYE 環境のことを考えるヒントとなる、エコなキーワードを解説します。

今週のテーマ 食品ロス削減月間

「食品ロス」とは、食べることができるはずの食品が捨てられてしまうことを言います。例えば、コンビニやスーパーなどで売れ残ったお弁当やお惣菜(そうざい)を捨てることや、家庭で賞味期限が切れた食品を捨てたりすることも、食品ロスです。2020年度には、日本で年間約522万tもの食品ロスが発生しており、1人あたり約41kgもの食品を廃棄していることになります。この内訳は、家庭から約247万t、事業者から約275万tと推計されています。食品ロスの約半分を占める家庭では、どのような対策をとることができるのでしょうか。家庭で発生する食品ロスは主に「食べ残し」「賞味期限切れなどによって手付かずのまま廃棄される直接廃棄」「厚くむき過ぎた野菜の皮など、過剰に除去されたもの」の3つが挙げられます。

10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」です。食品ロスを意識して、買い物する時や調理、保存の場面で食品ロスを減らすように工夫をしたいものです。

周知ポスター

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 国連が発表した世界の飢餓人口は、2021年には8億2,800万人となり、世界の人口の約1割もの人が満足に食べるものがなく苦しんでいます。また捨てられた食品は焼却されますが、その際に排出されるCO2は地球温暖化の原因にもなります。地球環境を守り、SDGsの「飢餓ゼロ」の目標に向けて、まずは自分の身の回りから、食品ロスを削減していきましょう。

写真/PIXTA

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