皇居外苑ニュース
ヤマブキ(山吹)
※新型コロナウィルスの影響で、緊急事態宣言が発令されました。
ブログの発信を控えるブロガーさんがさらに増える可能性が高まりましたが、私ども北の丸公園は「そうした時期だからこそ」の想いで、野外活動を控えている皆様にとって、せめてもの「心の拠り所」となれるような情報発信を継続していこうと考えております。
それでは、現在の園内の自然状況をお知らせします。
ヤマブキ(2020年4月10日、日本武道館付近にて撮影)
バラ科ヤマブキ属に分類される植物で、北海道から九州の山地の谷川沿いに生え、4月頃から5月頃に花を咲かせます。
古くから親しまれ庭木として栽培されています。
名前の由来は諸説ありますが、山に生えること、枝が少しの風でも揺れることから山振り(やまぶり)と呼ばれたのが始まりで、その後ヤマブキと呼ばれるように言葉が変わっていったとされています。
シロヤマブキ(2020年4月10日、吉田茂像付近にて撮影)
バラ科シロヤマブキ属に分類される植物で広島県・岡山県・島根県・福井県の石灰岩地帯の限られた範囲に生え、4月頃から5月頃に花を咲かせます。
ヤマブキと同様、こちらも古くから親しまれ庭木として栽培されています。
名前の由来は、花が白いことと、花の姿がヤマブキに似ていることから付いたとされています。
大きくこの2つの特徴で見分けます。
シロバナヤマブキ(ヤマブキ属)という植物も存在し、シロヤマブキ(シロヤマブキ属)と混同されがちですが、シロバナヤマブキは、白い花を咲かせるヤマブキなので、属が異なる別物となっています。
橋から芝生地を望む(2020年4月10日)
ソメイヨシノの花が激しく散っていました。
モミジ林(2020年4月10日)
木漏れ日が緑を美しく照らしていました。
吉田茂銅像と桜(2020年4月10日)
銅像の周りを桜が彩っていました。
日本武道館前(2020年4月10日)
撮影の際、チュンチュンというスズメの鳴き声が聞こえてきました。
このブログが、外出自粛要請にご協力頂いている皆様に僅かながらの癒しのひとときと、少しでも外出できたような気分を提供できたようでしたら幸いに思います。
※新型コロナウィルス感染拡大防止に向けた皇居外苑(北の丸公園区域を含む)での花見時期の対応に関するお知らせがありますので、下記URLにてご確認下さいませ
URL(http://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/topics/post_202.html)
環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html)
11月1日よりウォームビズが始まっています。
(ウォームビズURL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/)
開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。
東京国立近代美術館及び工芸館(重要文化財「旧近衛師団司令部庁舎」)
(順不同)
北の丸公園の最寄り駅のご案内
運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。
九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)
竹橋駅(東京メトロ東西線)
神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線)
(順不同)