皇居外苑ニュース
雨水(うすい)
2月19日は二十四節気でいう雨水でした。
雨水とは、空から降るものが雪から雨に変わり・草木の芽が出始める頃を指しているとされ、昔から農耕の準備を始める目安とされています。
公園内では見頃を迎えている早春のサクラ類に続いて、サンシュユも花を咲かせ始めました。
それでは、現在の北の丸公園の自然状況とサクラの開花状況をお知らせします。
サンシュユ(2020年2月21日、日本武道館付近にて撮影)
ミズキ科ミズキ属に分類される中国原産の植物で3月頃に花を咲かせます。
日本には、江戸時代に薬用植物として輸入される格好で渡来し、名前に"山茱萸"という漢字が使われていたことから音読みのサンシュユとなりました。
春には綺麗な黄色の花を咲かせることから"春黄金花:はるこがねばな"という名前、それから、秋には赤い実を付けることから"秋珊瑚:あきさんご"という季節ごとの名前も持っています。また、観賞用としても栽培されています。
サンシュユの実(2018年12月27日、北の丸休憩所付近にて撮影)
サンシュユの秋の実。赤い色が良く目立ちます。
※現在、実は付いていません
現在のカワヅザクラ(2020年2月21日、吉田茂像、清水門周辺にて撮影)
ほぼ満開のカワヅザクラは、メジロやヒヨドリが花を訪れ枝の間を飛び回っています。
現在のカンザクラ、カンヒザクラ(2020年2月21日、園内各所にて撮影)
カンザクラは花が散り始め、地面には花びらが広がっています。
カンヒザクラは次々に花が開花しています。
ハクモクレン(2020年2月21日、吉田茂像付近にて撮影)
つぼみが割れ始めたことで、開花が近いことがわかります。
サンシュユの花、サクラの花、これから咲きそうなハクモクレンの花など、次々に開花していく植物たちを見るにつれ、いよいよ春の訪れを感じます。
芝生地など開けた場所でのピクニックと今回ご紹介した花を探しに、私ども北の丸公園を訪れてみてはいかがでしょうか。
※北の丸公園では、2020東京オリンピック・パラリンピック東京大会に伴う工事が始まりました
期間中は公園の一部でご利用できない箇所が生じますが、詳しくは下記URLでご確認下さいませ
URL(http://www.env.go.jp/garden/kokyogaien/topics/2020_1.html)
環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html)
11月1日よりウォームビズが始まっています。
(ウォームビズURL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/)
開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。
東京国立近代美術館及び工芸館(重要文化財「旧近衛師団司令部庁舎」)
(順不同)
北の丸公園の最寄り駅のご案内
運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。
九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)
竹橋駅(東京メトロ東西線)
神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線)
(順不同)