2020年01月24日

大寒(だいかん)

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン季節の便り / いきもの / 冬の花 / バックナンバー2019

1月20日は二十四節気でいう大寒でした。一年間のうち最も寒い時期とされています。

そんな中でもソシンロウバイに続き、冬の花が次々と咲き始めています。

それでは、現在の北の丸公園の自然状況をお知らせします。

シナマンサク(2020年1月21日清水門付近にて撮影)

マンサク科マンサク属に分類される中国原産の植物で、1月から3月にかけて花を咲かせます。

名前の由来は、中国から渡来したマンサクなので'シナ(中国の古い呼び名)'マンサクになったとされています。

花が咲く頃まで枯れ葉が木に残り続けること、日本原産のマンサクよりも開花が少し早いことなどが特徴です。

シナマンサクの花

細長く伸びた部分が花びら(水色の枠線内)で、暗い紫色の部分(赤い枠線内)が萼(がく)という部分です。

開き始めの今は、まるでクラッカーが弾けたかのようです。

マンサク(2020122日日本武道館付近にて撮影)

片や、マンサクはまだ咲きそうにありません。

カンザクラ(2020122日吉田茂像付近にて撮影)

秋から咲き続ける冬桜という品種をのぞくと、栽培品種としてのサクラの中では一番早く咲くとされています。

つぼみが割れて開花しているものもあるので、これからのサクラ類の開花に期待が高まります。

ウメ(紅梅)とフキの芽(2020年1月21日気象観測露場と土手にて撮影)

気象観測露場付近のウメ(紅梅)が2輪ほど開花し、他のつぼみも咲きそうな勢いです。

また、日当たりの良い土手ではフキの芽や葉が出ていました。

※北の丸公園内で、植物など生き物の採取はできません

今回取り上げた植物はほとんどが樹木ですが、フキやカタバミ類、ホトケノザなどの野草も花が咲いているものがあります。

大寒とはいえ、頑張って花を咲かせている植物も見てとれる北の丸公園で、冬の花探しの散策などはいかがでしょうか。

※落ち葉が多いため、滑りやすい場所もございます。園内を散策の際は転倒などにご注意ください

※園内のトイレは改修工事中です、本日現在で使用可能なトイレは第3駐車場仮設トイレと清水門広場のトイレとなります

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

11月1日よりウォームビズが始まっています。

(ウォームビズURL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。

(順不同)