皇居外苑ニュース
夏の雰囲気


北の丸公園の自然状況をお知らせします。
曇りや雨の日が続いたので、例年のようなセミの存在をほとんど感じとれませんでしたが、ついに、園内で今年初めてとなるセミの抜け殻を見つけることができました。(これから訪れる本格的な夏の空気をひしひしと感じました)
ニイニイゼミの抜け殻(2019.7.17芝生地付近の林にて撮影)
泥の付いた小さなセミの抜け殻はニイニイゼミです。
園内では抜け殻の発見数も少なく、"チーー"という成虫の鳴き声も時折聞こえる程度です。
クリ(2019.7.17芝生地付近の林にて撮影)
ブナ科に分類され、北海道から九州の里山から山地に分布しています。
野生のクリの実は写真のように小ぶりですが、果実の収穫のために実の大きさなどを改良した品種が農地で栽培されます。
ヤブミョウガ(2019.7.17芝生地周辺にて撮影)
ツユクサ科に分類され、関東から九州の薄暗い林に生え6月頃から10月頃まで花を咲かせます。
名前にミョウガと付いていますが、葉が似ているために付けられた名前のため、食品として利用されるショウガ科のミョウガとは違う系統の植物です。
オスとメスが連結したベニイトトンボ(2019.7.18芝生地周辺にて撮影)
イトトンボ科に分類され、本州から九州に分布し6月から10月頃に見ることが出来ます。
画像上側の赤い色がオスで、画像下側のオレンジ色がメスです。
トンボや蝶などの昆虫類も多くなりましたので、北の丸公園で昆虫観察をしながら、ピクニックなどはいかがでしょうか。
※気温も上がり、様々な生き物が活動する時期となりましたが、熱中症や虫刺されには十分な対策をしてお越し下さいませ
環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html)
開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。
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北の丸公園の最寄り駅のご案内
運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。
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九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)
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竹橋駅(東京メトロ東西線)
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神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線)
(順不同)