皇居外苑ニュース
小暑(しょうしょ)と七夕(たなばた)


北の丸公園の自然状況をお知らせします。
私たち日本人の風習である七夕の7月7日は、二十四節気でいう小暑でもあります。
小暑の前後に梅雨明けを向かえ、夏らしい気候になっていく頃ともされており、また、小暑から立秋にかけて、暑中見舞いを出す期間とする説もあるようす。
ヒメヒオウギズイセン(2019.7.4北の丸休憩所付近にて撮影)
南アフリカ原産の植物で、モントブレチアやクロコスミアとも呼ばれています。
6月から8月にかけて花を咲かせる球根植物で、主に庭などに植えられますが、丈夫な植物のため野生化して道端に生えていることもあります。
竹林(2019.7.4管理事務所付近にて撮影)
七夕の由来は、中国から伝来した織姫星と彦星の伝説などが元ですが、そこから、笹竹に短冊をつるして星に願い事をする行事やお祭りに発展していきました。
ねぶた祭りや竿灯(かんとう)祭りも七夕祭りの一つで、古くは、穢(けがれ)を水に流す禊(みそぎ)の行事だったとされています。
環境省でも、2008年の七夕にG8サミットが開催されたことを受け、その後毎年、地球温暖化防止のためのクールアース・デー・ライトダウン行事の一環として、20時から22時までライトアップ施設や各家庭における消灯を呼びかけるキャンペーンを行っています。
ライトダウンキャンペーンについてのサイトはこちら
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolearthday/)
現在、ライトダウンキャンペーンは全国的に行われており、東京では東京駅、東京タワー、東京スカイツリー、レインボーブリッジなど数々なライトアップ施設や企業からの賛同・参加を頂戴するまでとなりました。
私どもとしましては、ご家庭や小規模ライトアップ施設をお持ちの店舗・企業の皆様方からも賛同・参加を是非いただき、ライトダウンする2時間については、多くの皆様が七夕の夜空にきらめく織姫星や彦星を探している...、そんな行動を促す機会に繋がっていってほしいと願っております。
公園内の草むらではバッタなどを見かけるようになりました。
これらの生き物たちの観察をかねて北の丸公園を散策されてみてはどうでしょうか。
※気温も上がり、様々な生き物が活動する時期となりましたが、熱中症や虫刺されには十分な対策をしてお越し下さいませ
環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html)
開館・開園状況・イベントの開催状況については各施設へお問い合わせください。
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北の丸公園の最寄り駅のご案内
運行状況や利用案内は、次の各駅へお問い合わせください。
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九段下駅(東京メトロ東西線・半蔵門線、都営地下鉄新宿線)
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竹橋駅(東京メトロ東西線)
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神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線・新宿線)
(順不同)