2019年06月21日

夏至(げし)

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / 季節の便り / 夏の花 / バックナンバー2019

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

621日は夏至です。二十四節気の10番目にあたり、北半球では一年のうちで日の出から日没までの時間が一番長い日となります。

芝生地と池(2019.6.19管理事務所付近の橋から撮影)

ずいぶん緑が濃くなりました。

ナツツバキ(2019.6.19北の丸休憩所付近にて撮影)

ツバキ科に分類され、6月から7月頃に開花します。

花は一日花(いちにちばな)とよばれ、開花からしぼむまでの花の寿命が約一日という特徴があります。

東北地方南部から九州にかけて分布し、夏にツバキに似た花を咲かせることからこの名前となりました。

その一方で、沙羅樹(しゃらのき)とも呼ばれておりますが、これは寒さに弱く、日本では育てられないフタバガキ科のサラソウジュ(沙羅双樹)の代わりとして植えられたことが由来とされています。

ネジバナ(2019.6.19北の丸休憩所付近にて撮影)

ラン科に分類され、4月から8月頃に開花します。

北海道から九州に分布し、都市部では芝生や緑地など身近な場所に開花することもあります。

ねじれは右巻きと左巻きとがありますが、全くねじれないタイプのネジバナもあります。

ネムノキ(2019.6.19日本武道館側の橋付近にて撮影)

マメ科に分類され、6月から8月頃に開花します。

本州から沖縄にかけて分布し、山野の明るい場所を好んで生えます。

花のように見える部分はおしべで、夜や雨の日に葉が閉じて眠ったように見えることからネムノキという名前になったという由来があります。

開いている葉(写真左側)と閉じた葉(写真右側)。

今回ご紹介した花の他にも昆虫など様々な生き物を見ることが出来ます。

散策と共に、公園内の木陰でピクニックなどいかがでしょうか。

※気温も上がり、様々な生き物が活動している時期となりましたが、熱中症対策・十分な虫刺され対策をしてお越し下さいませ

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

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(順不同)