2019年05月17日

コアジサイとトンボ

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / 季節の便り / いきもの / 夏の花 / バックナンバー2019

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

園内は緑があふれ昆虫も多くなりました。とりわけ沢山の花々と緑のコントラストが素晴らしい状況です。

コアジサイ(2019.5.13 モミジ林付近にて撮影)

アジサイ科またはユキノシタ科に分類される植物です。

日本国内では関東地方から九州の山地に分布し、6月頃に開花します。

一般的にアジサイといわれる種類にみられる装飾花(そうしょくか)は無く、決して華美なものではありませんが、控えめながらも美しい花といえます。

アジサイ類の装飾花(黄色い線内2018.6.22撮影)

装飾花(そうしょくか)とは、花の付け根にある"がく"といわれる部位が花のように変化したものを指します。

カルミア(2019.5.13 ザ・フォレスト北の丸前にて撮影)

ツツジ科に分類される植物です。

原産は北アメリカですが、キューバにかけて幅広く分布します。つぼみの形が砂糖菓子の金平糖(こんぺいとう)に似るのが特徴です。

収納されているおしべ(写真左側)と飛び出たおしべ(写真右側)を近接。

通常、おしべの先端は花びらのくぼみに収納されていますが、花に飛来した昆虫などから刺激を受けることによって飛び出ます。

ヤンマ:オス(2019.5.10 芝生地付近にて撮影)   ギンヤンマの図(羽や足など省略)

ヤンマ科に分類される昆虫です。

日本全国の平地の水辺に生息し、4月から10月頃まで見られます。名前の由来は腹部下側に銀白色の部分があることからとされています。

オスとメスの判別は腹部の色で判別するのですが、図のようにオスは水色、メスは緑色をしています。

カルミアの付近には、先週紹介したシャクナゲも咲いておりますので、花巡りの散策と共に、芝生地でのピクニックなどもいかがでしょうか。

※蚊などが出る時期になりましたので、十分な虫刺され対策をしてお越し下さいませ。

環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

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(順不同)