2019年03月28日

サクラ

ピンのアイコン皇居外苑 カテゴリのアイコン北の丸公園ブログ / 季節の便り / いきもの / 春の花 / 皇居外苑・北の丸公園の桜 / バックナンバー2019

321日は春分の日でした。同日に東京でサクラの開花宣言がされ、園内では次々と開花しています。

北の丸公園の自然状況をお知らせします。

ソメイヨシノ(2019.3.27 日本武道館付近にて撮影)

江戸時代後期にエドヒガンというサクラの一種と、オオシマザクラが交配して生まれた栽培品種で、花着きの良さと生育の早さが特徴です。染井(現在の豊島区駒込)の植木屋が売り出し、当時はまだ「吉野桜」と呼ばれていました。

諸説ありますが、奈良県吉野山の"ヤマザクラ"が「吉野桜」と呼ばれており、そのことから混同を避けるため、現在の「染井吉野」と名前を変えたという説があります。菊と共に日本を象徴する花になっています。

千鳥ヶ淵のサクラ(2019.3.27 田安門付近にて撮影)

北の丸公園の外側となる田安門付近はほぼ満開になっています。

ヤマザクラ(2019.3.25 第二近衛歩兵連隊碑付近にて撮影) 

日本では東北南部から九州まで分布しています。庭木から街路樹まで広く栽培され、花と同時に赤褐色の葉が出ます。明治時代に「染井吉野」が広がるまでは、サクラと言えばこのヤマザクラでした。

シダレザクラ(2019.3.27 芝生地付近にて撮影)

エドヒガンという自然に分布するサクラの一種から作り出された園芸品種です。

下に垂れる枝が特徴で、平安時代から栽培されてきたという記録があるほど古い品種です。

花が紅色の品種はベニシダレとも呼ばれます。

オオシマザクラ(2019.3.27)

日本では伊豆大島を中心に分布しており、この名前となりました。

花の開花と同時に緑色の葉を広げます。大きな花を着ける特徴から多数の園芸品種の元になりました。

また、桜餅には塩漬けにしたこのサクラの葉が使われます。

花と昆虫たち(2019.3.27 池周辺にて撮影)

植物が次々と花を咲かせ、冬には見掛けなかった昆虫類を多く見るようになり、春を迎えたことを強く感じます。


環境省ではCOOLな次世代の暮らし方でCO2を削減する取り組みを紹介するサイトを開設しています。

(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html

11月1日よりウォームビズが始まっています。

(ウォームビズURL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/warmbiz/

北の丸公園近隣の文化施設等のご案内 

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(順不同)