皇居外苑ニュース
真夏の立秋


本日8月7日又は8月7日から8月22日の16日間を二十四節気のひとつ、立秋と呼びます。
大暑から15日数えて立秋となり、秋の気配が感じられ始めるとされる節気です。
自然情報の収集中にキリギリスの一種(ヤブキリと思われる)がサクラの幹を登っていました。
キリギリスは俳句の季語として使われ、初秋を表します。
植物性だけでなく雑食性の種類もおり、他の昆虫を襲って食べたりすることもあるようです。
(2018.7.18 撮影)
【2018年の大暑・立秋・処暑】
大暑 |
立秋 |
処暑 |
7/23から8/6 |
8/7から8/22 |
8/23 |
暑中見舞の期間 |
残暑見舞い期間8/7から8/31 |
しかし、立秋になっても日本では暑い盛りで実際の気候よりズレていると感じます。
そのズレの原因は、古代中国では太陰暦(たいいんれき)という月の動きを元にした暦が使用されていたことによるものです。。
この太陰暦は実際の季節と暦の上での季節がズレるという問題があり、それを補正する目的で二十四節気が作られました。
しかし、現在の日本では太陽暦(たいようれき)という太陽の動きを元にした暦を使用しているため、二十四節気を当てはめても、太陰暦用に作られた二十四節気はズレが発生することになります。
更に、日本では二十四節気を作った中国との地理的な違いから季節も誤差があり、このように暦と気候のズレが二重に重なり合って、実際の季節と二十四節気のズレを感じさせるものとなってしまいました。
まだまだ暑い日が続きますが、秋の気配を感じられる出来事がありました。
(左 コムラサキ 右 クヌギ 2018.8.3撮影)
実が大きくなり、色が付き始めて、秋を目指す気配が漂い始めているように感じます。
環境省では暑い夏をCOOLに地球と人に優しくすごすためのホームページを開設しています。
(URL https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice/index.html)
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東京国立近代美術館では企画展・所蔵作品展のほか、「MOMATサマーフェス」
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しょうけい館では常設の展示・映像資料のほか、『「みくにの華」から「日傷月刊」まで-傷痍軍人会の紆余曲折-』が7月19日から9月9日まで開催されます。
(順不同)
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