皇居外苑ニュース
2016年04月03日
北の丸公園のヤマザクラ(山桜)
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北の丸公園では、ヤマザクラ(山桜)が見ごろを迎えています。
<中ノ池のヤマザクラ(山桜)>
北の丸公園では、ヤマザクラ(山桜)とされている桜が園内各所に点在して植えられています。染井吉野(ソメイヨシノ)をはじめとする多くの栽培品種が一般的に接ぎ木で増やされているいわゆるクローン体ですが、東北南部から九州まで全国各地に分布し、種から育てられた苗も多く流通しているヤマザクラ(山桜)等の自生種は、遺伝的な個体差として一本一本の咲く時期や花や萼、葉の色合いが多少異なるものが混在することが知られています。
日本を代表する桜の名所として名高い吉野山の壮大な桜の景観は、古来から自生するヤマザクラ(山桜)が生み出す自然の多様性と長い人の営みが育んだ歴史的風景です。
<中央大通りのヤマザクラ(山桜)>
<日本武道館北側のヤマザクラ(山桜)>
<花木園中通りのヤマザクラ(山桜)>
<近衛兵第二連隊碑付近のヤマザクラ(山桜)>
乾通りや千鳥ヶ淵の桜さんぽの後は、北の丸公園でバラエティー溢れるヤマザクラ(山桜)をお楽しみください。
※流通過程や栽培歴の中で種の混同や、交雑種や栽培品種の誤認(ラベル落ち)が生じてい可能性もありますが、自生するヤマザクラ(山桜)等に生じる遺伝的な個体差をご紹介するため、北の丸公園内でヤマザクラ(山桜)とされている桜の中から、特に見かけの差異が伝わりそうな固体を選んで記事を構成しています。