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清明(せいめい)
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本日(4月4日)は、二十四節気のひとつ「清明(せいめい)」です。春の清らかで生き生きとしたようすを表すことばが語源と云われています。この頃になるとそこかしこが春の息吹に包まれ、小さないきものたちも元気いっぱい活動します。

<満開の染井吉野(ソメイヨシノ)>
満開の桜に目を奪われてしまいますが、その足元では小さな野の草たちが可憐な花を咲かせています。

<カントウタンポポ(関東蒲公英)>
関東地方から中部地方東部に分布する日本在来のタンポポです。

<ナズナ(薺)>
春の七草のひとつ。ぺんぺん草、三味線草の名で親しまれる植物です。麦栽培の伝来とともに渡来した史前帰化植物とされています。

<オオイヌノフグリ(大犬陰嚢)>
明治時代に渡来したとされる、ヨーロッパ原産の帰化植物です。

<ホトケノザ(仏の座)>
東アジアからヨーロッパ、北アフリカまで広く分布し、日本でも本州から九州まで自生する在来種です。
※春の七草の「ほとけのざ」はキク科のコオニタビラコで、本種とは全くの別種。

<キュウリグサ(胡瓜草)>
アジアの温帯に分布し、日本では全国に分布します。葉を揉むときゅうりのような香りがするのが、和名の由来です。

<オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)>
ヨーロッパ原産の植物で、現在では世界中に分布を広げている帰化植物のひとつです。

<ムラサキケマン(紫華鬘)>
日本全土に分布する在来種です。

<アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)>
北の丸公園の池に生息するアズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)たち。大きさも形も、前回(春分の日の頃)にご紹介した時とほとんど変化ないように見えますが、体の中では大きな変化(四肢の形成)がはじまっています。
☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)を捕まえたり、園外に持ち出したり、園外から持ち込んだりせず、水辺でそっと観察してください。