2016年03月18日

もうすぐ春分(しゅんぶん)、春到来!

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春のお彼岸に入り、東京都心では春らしい暖かい日になりました。あさって(3月20日)は、二十四節気のひとつ「春分(しゅんぶん)」です。春分の日には、昼と夜の長さがほぼ同じ時間になり、この日を境に夏至までの間は昼の時間が長くなっていきます。

<ウグイス(鴬)>

卒業式シーズンを迎え、日本武道館周辺は旅立ちの春を祝う大勢の方々で賑わっています。賑わう一角から少し離れて北の丸公園内の樹林地等を訪れれば、芽吹きはじめた雑木林にキブシなどの木々が花を咲かせ、梢ではウグイスが春の訪れを告げています。

『ケ、キョ、ホケ、キョ』

北の丸公園のウグイスは、どうやらデビューしたての新人さんのようで、一生懸命さえずりの練習中です。

 

<キブシ(木五倍子)>

 

ヒュウガミズキ2

<ヒュウガミズキ(日向水木)>

 

アカバナミツマタ

<アカバナミツマタ(赤花三椏)>

 

ミツマタの花

<ミツマタ(三椏)>

 

木瓜の花アップ紅

<ボケ(木瓜)>

 

清水門コブシ

<コブシ(辛夷)とヒマラヤヒザクラ(ヒマラヤ緋桜)>

 

田安門内側サクラ

<北の丸公園内の染井吉野(ソメイヨシノ)>

桜の開花が今か今かと待たれる頃となり、北の丸公園内の染井吉野(ソメイヨシノ)も、堅い花芽の先から蕾が顔を見せはじめていました。

 

千鳥ヶ淵ボートサクラ

<千鳥ヶ淵の染井吉野(ソメイヨシノ)>

桜の名所として知られる皇居外苑千鳥ヶ淵の染井吉野(ソメイヨシノ)も準備万端です。千鳥ヶ淵さんぽみちの周辺には、いくつか早咲きの桜もありますので、思い思いのコースで街歩きを楽しまれてはいかがでしょうか。

☆近隣の文化施設等の開館・開園状況等については、各文化施設等(千鳥ケ淵戦没者墓苑千鳥ヶ淵緑道及び千鳥ヶ淵ボート場、日本武道館、科学技術館国立公文書館東京国立近代美術館及び工芸館皇居東御苑及び三の丸尚蔵館千代田図書館昭和館しょうけい館(戦傷病者史料館)(順不同))へお問い合わせください。

☆千鳥ヶ淵緑道のライトアップその他、皇居周辺地域におけるお花見等に関する関連情報については、(一社)千代田区観光協会のホームページ「千代田のさくらまつり」をご覧下さい。

 

<靖国神社の染井吉野(ソメイヨシノ)>

こちらは、気象庁東京管区気象台が東京地方の桜の標本木として選定し、生物季節観測の一環としてサクラの開花日、満開日が観測されている靖国神社の染井吉野(ソメイヨシノ)。花芽の殻をすっかり脱ぎ捨てて、遠目にも蕾がはっきり見えはじめており、今にも咲き出しそうな蕾もありました。

 

オタマジャクシ

<アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)>

昨日の暖かさに北の丸公園の池も温みはじめ、ようやくオタマジャクシらしい形に育ってきたアズマヒキガエルの小さな幼生たちも、水の中で本格的な春の到来を感じているかもしれません。

 

☆北の丸公園では動植物の採取は禁止しております。アズマヒキガエルの幼生(オタマジャクシ)を捕まえたり、園外に持ち出したり、園外から持ち込んだりせず、水辺でそっと観察してください。